自社のケースに当てはめてみましょう
あなたの美容室で利用できる助成金は?(シミュレーション)
ポイントを6つ挙げてみましたが、難しく考えなくて大丈夫です。
【POINT1~6】の組み合わせですので、例えば今自社で行っている研修の内容で考えてみてください。
例として、新卒生向けの新人研修を、ほぼまる1日中、期間としては週3日、3か月間行っている場合で考えてみます。
1.誰に→新卒生に
2.雇用体系→正社員
3.研修の目的→新人研修として、接客研修・シャンプー・カラー・パーマなどの研修を
4.研修の時間数・期間→1回7時間・週3回・3か月間(計:252時間)
5.OFF-JT・OJT→メーカーのスタジオを借りて
6.講師→店販講習は外部講師、シャンプーは自社、カラーはインストラクターが講師をする
【シミュレーション結果】このケースでの利用できそうな『人材開発支援助成金』コースは?
1.「特定訓練コース」若年人材育成訓練
対象:入社5年未満・35歳未満の正社員スタッフ
訓練方法:OFF-JT・自社で行うor教育訓練機関が行う
訓練時間:10時間以上
訓練内容:基幹人材として必要な知識・技能を順次習得させる訓練
2.「一般訓練コース」
対象:正社員
訓練方法:OFF-JT・自社で行うor教育訓練機関が行う
訓練時間:20時間以上
訓練内容:専門的な知識・技能の習得を目的とした訓練
今のところ、以上の2つが利用できる可能性があります。
あとは細かいカリキュラム内容などを助成金の対象になるかチェックしていく必要があります。
次は、「企業として」助成金を申請出来る環境にあるかどうか
自社の研修で利用できそうな助成金が見つかったところで、次は自社が助成金を申請出来る環境にあるか、チェックする必要があります。
助成金を申請するにあたって、「対象外の企業ではないか」「申請するために必要なもの」「条件を満たす環境であるか」などいくつかのポイントがありますので、それはまた次回に。
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