採用1年未満での離職問題に対して
やはり助成金も一概に使う・使わないではなく、どのような目的、カリキュラムでサロンの教育を強化するのか、来年どうしていこうか、そのような戦略・ビジョンが明確になった上での今後の費用感、コストを少し軽減できる。助成金活用の前に、必要なこと・重要なことを決める必要があるという認識でよろしいでしょうか?
そうですね、本当に勘違いしていただきたくないことは、助成金を申請してお金が貰えるから研修をやる、教育をやる、というのは本末転倒な話。あくまでも教育がありきで、自社のスタッフさんたちを育てるために講師を呼ぶ、教育をしていくための費用を助成金というかたちで補填する。その考えはブレないでいただきたいですね。
なので、私の場合は企業・美容室毎のお悩みを聞いて、そのお悩みによって企業が考える解決策と異なることがあります。1年生・若手が辞めやすい場合、その原因が何にあるのか?という点が、例えば早期デビューができないから辞めてしまう、のであれば早くスタイリストデビューできるようなカリキュラム・適した講師を呼ぼう、そんな講師は遠藤さんいないでしょうか?とご依頼を受けることがあります。そんな時、そもそも辞める原因が違うのでは?という観点からヒアリングをしていきます。原因が採用面にある場合も、そのお店で働くやりがい、先輩との関係性などが噛み合っていない場合もありますので。その場合は1年生に対して美容師自体の楽しみややりがいを、技術とは別の部分でレクチャーしてくれる講師をご案内して、尚且つその研修を先輩方も一緒に受けてみましょう!と、先輩とも絡む内容にして。
助成金を利用する場合、ある程度のルールがあります。営業時間に行わなければならない、営業時間=お給料が発生する。このようなルールをきちんと守る、ポイントを押さえられるカリキュラムに整えて、あとは講師との打ち合わせも一緒にして作っていく。その上で、社会保険労務士には必ず入ってもらいます。なぜなら、労務のことが関わっているからです。就業時間にやらなければならない、しっかりと給料が払われている・・・など。実際に提出するものの中には就業規則があり、プロの方にも入っていただき、あくまでも私はサポートとしてお手伝いさせていただいています。
なので、私の場合は企業・美容室毎のお悩みを聞いて、そのお悩みによって企業が考える解決策と異なることがあります。1年生・若手が辞めやすい場合、その原因が何にあるのか?という点が、例えば早期デビューができないから辞めてしまう、のであれば早くスタイリストデビューできるようなカリキュラム・適した講師を呼ぼう、そんな講師は遠藤さんいないでしょうか?とご依頼を受けることがあります。そんな時、そもそも辞める原因が違うのでは?という観点からヒアリングをしていきます。原因が採用面にある場合も、そのお店で働くやりがい、先輩との関係性などが噛み合っていない場合もありますので。その場合は1年生に対して美容師自体の楽しみややりがいを、技術とは別の部分でレクチャーしてくれる講師をご案内して、尚且つその研修を先輩方も一緒に受けてみましょう!と、先輩とも絡む内容にして。
助成金を利用する場合、ある程度のルールがあります。営業時間に行わなければならない、営業時間=お給料が発生する。このようなルールをきちんと守る、ポイントを押さえられるカリキュラムに整えて、あとは講師との打ち合わせも一緒にして作っていく。その上で、社会保険労務士には必ず入ってもらいます。なぜなら、労務のことが関わっているからです。就業時間にやらなければならない、しっかりと給料が払われている・・・など。実際に提出するものの中には就業規則があり、プロの方にも入っていただき、あくまでも私はサポートとしてお手伝いさせていただいています。
たくさんの貴重なお話、ありがとうございます。今日のお話から、採用・教育、それにまつわる助成金の活用の仕方、遠藤さんのコーディネート方法が伝わったのではないかと感じます。遠藤さんへの質問などがございましたら、PRATERへDMを送ってください。遠藤さんから返信があるようにしていきたいと思います。最後に、今、遠藤さんの話でも挙がった、1年目での離職問題が美容業界全体へも大きくのしかかっています。採用、求人をどのサロンも強化しているものの、やはり自社を見た時に多くの人材が採用1年を持たずして離職している現状があります。この非常に大きな問題に対する取り組みも、遠藤さんのプログラムには入っているかと思いますが、その中でこだわっている点を教えてください。
企業、美容室の新人・新入生の方たちへの講習・サポートはかなり長く携わってきていますが、私の中でひとつ大きなポイントとしてあるのは、育てる側、育成する担当者・会社がどのように1年生を育てていくのか、という教育方針のようなものが漠然としていたとしても決まっているのかどうか、ということです。褒めて育てるのか、厳しく育てるのかもそうですが、これをしたら怒られる、これをしたら褒められる、というような指針がブレてしまうと1年生の皆さんが自分は何をしたら良いのか、動き方に困ってしまうパターンがあります。あともうひとつ、周りの方々の意識です。1年生が入ってきてドキドキしながらサロンワークをしている中で、その1年生に対して興味を持つこと。この子は将来的にどんな美容師になりたいのか、を先輩たちが把握しているかどうかは凄く大きいです。○○さんは将来こんな風になりたいと思っている、もっとメイクができる美容師になりたいと思っている、というような想いをスタッフ皆さんが知っていて応援してくれる職場って、1年生の人たちは嬉しいはず。そういったことで、しっかりと成長していきたいと思い、その子たちが2年生になった時には新たな新入生が入ってきた際に同じように接してくれる、そんなひとつの文化ができあがっていきます。そんな文化を一緒につくっていきましょう、と美容室の教育担当者・オーナーとは毎回お話をしてカリキュラムを組んでいます。
ありがとうございます。遠藤さんの考え方・活動はPRATERメディアの中へも記事として公開しています。ご興味ある方は是非、ご覧ください。遠藤さん、本日はありがとうございました。
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