【PRATER対談】コロナ禍におけるサロン集客 そして未来予測

竹内
美容サロンにおいて集客の他に、コロナ禍において売上を担保する意味でも店販を上手く展開されているサロンが業績も安定して推移している印象ですが、美容サロンのジャンル毎での店販力の違いを、福本さんはどのように感じていらっしゃいますか?
福本
美容サロンにおける店販と言うと、一番強いのはエステジャンル。続いて美容室。ネイルアイラッシュがその後に続いているのかな、と思うのですが、やはり店販、物販が強いところは、会社自体が強い。強い会社、という印象があります。
竹内
やはりエステ、高単価サロンと呼ばれるところが店販力も高い。美容室においては、トータルビューティーサロン的位置づけの美容室も増えており、ヘア以外の商材も沢山販売されている点が強みであり、店販力に繋がっているように感じます。
福本
そうですね。今、ヘアサロンだからといってヘアに関する商品、ネイルサロンだからといってネイルに付随するネイルオイルなどの商品、という概念が無くなってきており、何でも売れる美容師さんが増えてきたな、という印象です。

サロン集客の未来予測

竹内
では最後の質問です。集客戦略において動線づくりの強化が必要不可欠、と今回のインタビューの中でも話に挙がりました。来年に向けて、集客の未来予測として感じることは何かございますか?
福本
そうですね。お客様がお店を発見し、興味を持って、来店するまでの一連の流れは変わりませんが、コロナが原因でこれまでジェルネイルをしていたお客様が止めた、まつげエクステをしていたお客様が止めた、このメニューをしていたお客様が低単価の他サロンへ行ってしまった、というようなお客様自体の変化によってお店の売上も変わり、集客状況も変わっていると思います。やはり強いサロン、お客様からのニーズに応えるサロンが生き残っていっているのかな、と感じています。それはどんなサロンかというと、しっかりと顧客ニーズを捉えているサロン、です。顧客数や信頼度が高いサロンが、売上を落とさずサロンを運営されている印象があるので、今後は更に顧客管理、CRM(Customer Relationship Management)、顧客と良好な関係を構築するためのシステムがサロンには必要不可欠になってくるのかな、と思っています。
竹内
今の話に私も補足をさせていただきますと、集客は変わらず深い領域での動線を鉄壁にしていく・強化していくことが重要でありながらも、やはり集客したお客様に対するリピートの強化も並行して行っていく上でのキーワードがCRM、Customer Relationship Managementを強化していく必要性がより高まっていくだろう、そんなお話でした。それも踏まえた一元化システム、も今後生まれてくる可能性もありますし、デジタル領域に対する進化は様々な会社・業者が沢山のシステムを競い合って開発しているなかで、来年に向けてポータルサイト、予約管理システムだけでなく新たに物販と繋がる・ECと繋がる・リピート戦略に繋がるシステム解析が更に深くできるようになる等、集客から始まるその後の戦略を強化することで、また予約強化へ戻ってくるようなものが、2021年、美容サロンの中で展開されていくのではないか、と私は予測しております。
福本さんへのご質問、セミナーのご依頼等、ご興味のある方は是非ともPRATER へご一報ください。福本さん、本日は貴重なお話をありがとうございました。
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