【PRATER対談】IT投資家からみる美容業界IT化への可能性

美容業界における今後のM&A

竹内
IT投資家の山本さんとしては、どんな企業に魅力を感じ投資をしたいと思うものなのでしょうか?
山本
一番はやっぱり事業内容とか市場選定もそうですが、それをやっているのは誰か。たぶん、チームの点が一番大きいんじゃないかなと思います。投資のフェーズも僕がやっているのって、できたばっかりの1年くらいの会社へ対しての最初のシード投資と呼ばれるものなので、それって今後2・3年の事業計画がどうなるかという数字面はそこまで見ていなくて。これは本当にどうなるか分からないので。最終的にどうなろうが諦めずにやりきれるような志や信念、覚悟を持ったチームなのかどうか、というところだけを見てやっていますので、本当に人ですね。
竹内
最後は人、人の魅力に対して期待をする・投資するということですね。M&Aについても、お聞きしていきたいと思います。山本さんもM&Aに関わることが多数あるかと思いますが、美容業界におけるM&Aの可能性についてはどのようにお考えでしょうか?
山本
可能性しかないと思っています。たぶん外部から、美容業界以外から参入したいって人がこれからもっと増えていくと思っていますし、レッドオーシャンのように見えてブルーオーシャンで、要は後発でも追い抜いていけるようなチャンスが結構眠っているなと感じています。例えば、ALBUMみたいな会社はインフルエンサー育成・インフルエンサーをつくるということに対して再現性がありますし、SNSからの予約受付などITサービスを使った効率化・コスト削減、もっとやれることが沢山あると思います。あと、他の業種・・・例えば、最近ちょっとあるジムやエステなど他の美容の業種と絡めて並列して、サロンの上に事務を作っちゃうとか、サロンとセットで髪を切った後すぐにエステへ行けるみたいな、そういうトータルビューティーとして他の美容サービスとのコラボのような店舗もこれから増えていくでしょうし。結構、面白いことができるんじゃないかなと個人的には思っています。
竹内
美容のエキスパート・美容従事者×IT、そういった×(かける)何かということを加えると、魅力やイノベーションが生まれる可能性を美容業界に対して感じるということでしょうか。
山本
はい、本当におっしゃる通りです。
竹内
山本さんはIT投資家として様々な業界に関わり、美容業界にも深く関わっていらっしゃいます。そんな山本さんの今後のビジョンを、最後にお聞かせいただけますでしょうか。
山本
出資はもっとこれからも増やしていきたいと思っていますが、出資先に対して事業面や経営上のアドバイスをする上では自分自身の経験も更に増やしていかないといけないと感じています。直近の目標としては、メインで携わっているスタートアップを来年に上場させることを一番に進めています。今、上場準備をしていまして。来年で38なんですけど、38で上場企業の経営を学んで、ここ10年くらいで出資先をできれば100社、できれば1年で10社くらい色んな領域の色んなチーム、頑張っているところの立ち上げに対して出資していきたいと思っています。今、36なので46までには100社へ投資していきたい。そのためには、来年38歳の代で上場したい。この2つを大きな目標としてやっていきたいと思っています。
竹内
山本さんへの質問等ある方は、PRATER へDMを送ってください。山本さん、本当にありがとうございました。

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