【プロが語る】衣装をどのように用意している?

こんにちは、スタイリストMASAYAです

今回は、撮影で使用する衣装をどのように用意しているのか? を書いていきたいと思います。スタイリストとは、自分の好みで勝手に用意する訳ではありません。それぞれの案件ごとに衣装の用意の仕方が異なります。

どんな仕組み?

まず、衣装のご依頼があった場合、そこには必ず仕事を依頼してくださるクライアントさんがいます。どのような主旨で撮影が必要なのかがまず重要です。

案件がテレビCMや広告であれば、必ずどのような年齢層人物像に向けて発信するかで、洋服の方向性も変わってきます。家族構成や世帯年収、職業や趣味まで想定して、それに合わせて集めていきます。

タレントのテレビ出演の場合も同様に、朝の情報番組と夜帯のバラエティ番組とでは衣装の方向性も異なります。朝の番組の場合、爽やかな雰囲気で、色みも明るい印象を与えるようにします。夜の番組で内容も特番であれば、ドレッシーな雰囲気にしたり、収録するスタジオのセットの色みはどのような感じかによって選ぶ衣装の色みも変わります。

座る椅子の高さによっても椅子の高さ的にスカートは大丈夫なのか、パンツの方が良いのかなど衣装のアイテム選びも変わります。そして、隣に座る共演者の方の衣装の色みも事前に確認して、並んだ際には被らないように衣装を選択します。

タレントの好みの洋服を選ぶのも重要なのですが、事務所側がどのようなイメージで売っていくのかなどのブランディングもあるので、ご本人がいつも好きな洋服を着ている訳ではありません。

美容師と仕事をするときに心がけていること

モデルの雰囲気や髪型に1番似合った洋服を選ぶのも重要なのですが、仕事させていただく美容室全体の世界観や客層を事前に勉強しています。

また、担当するスタイリストのInstagramを拝見して、どのようなブランドやお店が好みなのか、過去の作品も拝見してどのような世界観が好きなのかなど事前にわかる情報を集めます。

  • モードでエッジの効いた感じ
  • ナチュラルでエフォートレスな感じ
  • 色みを使ったポップな感じ
  • ストリート系でカジュアルな感じ

など、今流行っているアイテムを用意するだけではなく、まずはサロンに合った雰囲気を自分でリサーチしています。

ホットペッパーやInstagramなどをお客様が見て、このようなスタイルにしたいな! と思っていただくための集客用の撮影なのか……それとも、うちのサロンはオシャレでこんな世界観を持って運営していますという求人やブランディング用の撮影なのか……

この部分が1番の重要ポイントになります。

 

次回は、実際に美容師と撮影する際、衣装スタイリングで気をつけていることをお話しします。

PRATER更新情報、その他お知らせをいち早く!
編集部へのお問い合わせもこちらから。

広告
最新情報をチェックしよう!