【インタビュー】オーストラリア美容室のコロナ事情

こんにちは、世界を飛び回る海外美容師、筒井です。

今日はオーストラリアのコロナ事情について、オーストラリア在住日本人美容師に聞いてみました。

どんな人?

早田知世 さん

オーストラリア暦6年。大阪の大手美容室で9年勤務後オーストラリアのブリスベンの美容室にサロンマネージャーとして勤務

オーストラリアでコロナが流行った原因

こんにちは、オーストラリア美容師の早田です。

新型コロナウイルスの話題が出たとき、初めは他人事でした。オーストラリアは多民族国家であり、もともと日本より様々な国の人々が行き交う国なので、少しの不安はありましたが、ここまでのスピードで広がるとは思いませんでした。

ちょうど流行りだしたとき、中国や他のアジアの人々は旧正月のため、多くの人が自国に帰ったり他国に旅行に行ったりして、多くの人々が国から国へと動きました。そのことも今回のウイルスが広まった原因の1つではないかと思います。

アジア人が多いエリアでは、食料品やマスク、トイレットぺーパーなどの買い占めが始まり、それはアジア人以外にも広まりました。また、西洋人によるアジア人に対する差別の問題になってきています。アジア人に対しての問題を目にするのも日ごとに増していきます。

オーストラリアの美容室事情

3月に入り、国が様々な規制を設けていきました。オーストラリアは毎日新しい規制ができています。今は、基本的に仕事の理由以外では州と州を渡ることができません。

そして、各州によって違いや細かいルールはありますが、人々は仕事と運動の時などを除いて、不要な外出は禁じられています。見つかれば罰金などのペナルティがあります。

公園やジムなども閉鎖され、お店もたくさん閉まっています。スーパーは開いていますが、レジに並ぶときも、人との距離は1.5メートル以上開けなければいけないと決められています。足元には、目印となるテープが貼ってあります。レストランは持ち帰りのみが可能な状態です。

ゴールドコーストのビーチのコロナ流行前の様子

コロナ流行中の様子

今は、ビーチも閉鎖されており、中に入れなくなっています。

美容室は、まだ営業できる状態ではありますが、そのための規制も厳しくなっていて、4平方メートルに1人のお客様しか施術することができません。

いつもは9面あるセット台も4面しか使えず、シャンプー台も間をあけて使っています。スタッフはマスクを着用しているのと、手指消毒の徹底や、1人のお客様ごとにセット台の消毒など、細かくケアをしないといけません。

お客様もマスクを着けたままでの施術を希望される方が多いので、慣れないことも多いです。そのような状態の中でも、幸いお客様が多く来てもらえるサロンだったのですが、オーナーの意向もあり、3月いっぱいで一時閉店することになりました。

スタッフやその家族、お客様への感染のリスクを避けるためには仕方のないことです。4月1日現在で感染者4763人死者20人ですが、徐々に広まるスピードは遅くなっていると報道されています。

これ以上被害が出ないように、各個人が意識高く今を耐え抜いて、早く元の生活に戻れるよう切に願います。

 

早田さんありがとうございました。私も彼女たちのお店で講習をおこなった経験があるので、今こんな風になっているのかと驚きました。オーストラリアの地で、自分たちの求める美容師ライフを送れる日が早く来ることを祈っています。

【参考】

オーストラリア美容師早田のインスタグラム

Welcome back to Instagram. Sign in to check out what your fr…

世界を飛び回る、海外美容師筒井のインスタ

Welcome back to Instagram. Sign in to check out what your fr…

PRATER更新情報、その他お知らせをいち早く!
編集部へのお問い合わせもこちらから。

広告
最新情報をチェックしよう!