新しいカタチは、訪問美容と美容室のその間

こんにちは、市役所勤務の美容師大坪亜紀子です。

前回の投稿からのこの半年間、相も変わらず多くの出会いと声を得ながら、訪問美容の実践を積んできました。

もちろん良いことばかりじゃなく、訪問美容ならではの戸惑いも経験させてもらっています。シャンプーが絶対難しいってわかっているのに、ハイライトいっぱい入れてゴールドにしたいというパーキンソン病の幸子さんの要望に全力で答えようとカラーを進めるも、やっぱりシャンプー時の体勢が厳しく、大汗をかきながらどうにかシャンプーしたり。
背中ビショビショに濡らしちゃったけど。
こういうハプニング話も、リアルな実状として今度ここで書けたらなと思います。

今回は、私の今後の構想について、少しお話しさせてください。
この後の話を読んでいただく前に、以前のブログを読んでいただけると嬉しいです。

関連記事

はじめまして、PRATERでライターを務めさせていただきます大坪亜紀子です。 サロン美容師歴15年。2019年に東京を離れ、栃木県下野(しもつけ)市に移住をしました。実は現在、市との雇用契約を持ちながら、訪問美容をおこなってい[…]

次なるフェーズへ!

現在の活動を始めたきっかけや、どんな目的・気持ちで訪問美容をしているか、以前書かせていただきましたが、今まではチャレンジの期間だったので、これからはそのカタチを構築させる期間に入っていこうと思います。

結果から先にお伝えすると、「美容屋」というものを立ち上げました。
これからは、訪問美容という言葉は使わず、美容屋と言わせて下さい。

実はチャレンジを始めた時から地域では、美容屋と名乗っていました。
もちろん、やっていることは言葉でくくると訪問美容のジャンルにはなりますが、ずーっと私、「訪問美容師です」って言いたくなくて。
だって美容の新たなカタチを作りたかったので、既存にある言葉にはしっくりこないし、一緒にしたくなかったというか。(既存の訪問美容を否定しているわけではないです!)

 

選択肢が必要

「美容に選択肢をつくる」為のこのチャレンジ期間、美容屋オオツボアキコがどんな事をしている人なのかのベースづくりをしてきました。そして美容屋って何?を伝える為の経験を積み重ねる期間でした。
そして、約1年のベースづくりを経て、美容屋がカタチになりつつあると、ようやく言えるようになってきました。

新たなカタチとして「美容に選択肢を増やす」ことは、美容を受ける側としても、美容師の在り方のひとつとしても今後大切なキーワードだと思っています。
何で選択肢を増やしたいかって、お年寄も長生きしてどんどん元気になるこれからに、障がい者も一般企業に勤める時代に、大切な人にいつ何があるかわからない今に、必要だと思っているからです。そして築き上げてきた私たちの技術を、求めている人たちに届けることは新たな価値になると思っているからです。

 

美容室に行く事が出来るなら、美容室に行くのが一番です。でも何らかの理由で訪問型の美容を利用するようになったら、今は福祉要素がウリの出張美容しか身近にはありません。
人の数だけ理想や希望があるはずなのに、現状、2択です。
美容屋はその3つ目になれたらいいなと思っています。

 

次回は、「で、美容屋って既存の訪問美容と何が違うの?」について書かせていただきます。

と、ここまで全てが上手くいっているかのように聞こえますが、プレイヤーの私はこのカタチを構築させる事務的な作業が苦手みたい、わからないことだらけ。
アドバイスや意見、手助けはどんどんお待ちしています!

PRATER更新情報、その他お知らせをいち早く!
編集部へのお問い合わせもこちらから。

広告
最新情報をチェックしよう!