ドイツの美容室事情について聞いてみた

こんにちは、世界を飛び回る海外美容師、筒井です。

今日はドイツの美容室事情について、ドイツ在住美容師、志波さんに聞いてみました。

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こんにちは、世界を飛び回る海外美容師 筒井です。 毎日、日本では新型コロナウィルスの情報が飛び交っていますが、ヨーロッパ…

志波さんのプロフィールは、こちらの記事をご覧下さい。

ドイツの美容室事情

ドイツの美容室事情ですが、私の住んでいる街は日本人街と言われてる場所なので、お客様の7割は日本人です。日本企業がたくさんあり、約8000人の日本人が住んでいるそうです。

もちろん現地の方や、中華圏のお客様もいらっしゃいます。ただ、現地のサロンは安いので、現地の方が日系サロンに来ることは少ないです。なので比較的に海外に来ても戸惑うことなく、仕事がしやすいと思います。

日本人美容室に来る理由

その方々が、なぜわざわざ日系サロンに来られるか。要望が多いのは「毛量調整」です。毛量を軽くするという概念がドイツには元々ないようで、量を減らしてもらえないそうです。日本人が現地サロンへ行ったら、まず真っ直ぐにカットされ、量を減らしてと言っても、長さを切られるばかりで、量はすいてくれないそうです。

ドイツ人美容師は、「アジア人が来たらハサミが切れなくなる」とまで言われ、アジア人のしっかりした髪を嫌がる美容師もいるそうです。

日本人と欧米人の髪質の差

ヨーロピアンは髪も柔らかく、細いので、カットラインをワンレングスで切るだけでも綺麗に仕上がります。

くせ毛の方も多いですが、中の方だけが癖の方が多いので、ブローとカットでまとまりやすくなります。あとは今までの自分が蓄積してきた技術があれば大丈夫です。

しかし、男性のカットは最初難しかったです。日本人と同じようにカットしたら、まとまらなくなります。

 

なぜなら、骨格とつむじが全然違うので最初は苦労しました。しかし徐々に慣れていけば、大きな問題ではありません。ヨーロピアンの男性は、毛量多い方が来店されることが多いです。それを今では綺麗にカットできるようになりました。

欧米人のお客様が来店する理由は、バーバースタイルを作るトルコ系のサロンが多く、他の人と同じが嫌だからとデザインを求めて日系にいらっしゃる方が多いと思います。

カウンセリングはどうやるの?

カウンセリングは、通訳さんはいないので、最初はスタッフが通訳してくれたり、カタコトで会話します。ボディーランゲージなども使いながらイメージを汲み取ります。基本的には、英語やドイツ語で対応しております。中には日本語が喋れる方もいます。

割合的に現地の人のお客様は少ないので、心配しなくても大丈夫です。皆さんとても良いお客様ばかりなので、ヘアの写真を保存して見せてくれたり、細かく説明してくれるので、意思疎通はできています。

地域によって髪の質感が全然違いますが、日々成長しております。

こんなドイツに1度いらしてみてはいかがでしょうか?

 

志波さんありがとうございます。

 

私もたくさんの国で仕事をしていますが、ヒスパニック系、インド系、ヨーロピアン系、アフリカ系、アジア系と骨格や髪質はまったく違います。

いつか、アフリカ人にストパーをしたらどうなるか? とか、インド系の人のカラーの難しさなど記事で執筆してみようと思います。ご期待くださいね!

【参考】

ドイツ美容師志波さんのインスタ

世界を飛び回る海外美容師筒井のインスタ

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