【海外美容師】アフリカ人のアフロにストレートパーマをかけてみた〜前篇〜

こんにちは、世界を飛び回る海外美容師、筒井です。

みなさん、アフリカ人の女性の髪の毛を施術したことはありますか? 大体の人は、中国人や韓国人などのアジア系はあってもアフリカ系は少ないと思います。施術したことがない方がほとんどではないでしょうか。

今回は、アフリカ人の人に矯正をかけた話をご紹介します。

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あなたできる?

これは私が上海に住んでいた時の話でした。アフリカ人の女性が店に来店され、開口一番に、「英語しゃべれる? ストレートパーマしたいんだけど、どこの店でも断られるの。あなたできますか?」と聞かれたので、「簡単になら英語できるよ、だけどアフリカンにストレートはしたことがないし、アジア人用の薬剤しかないけど、それでもよかったらやるよ」と伝えました。

すると彼女は喜んで、なんでもいいからやってと言われたので、僕は成功してもしなくてもお金はもらうよと伝えて作業開始。

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ミルボン上海の社長に電話をした

とりあえず僕は、ミルボン上海の社長の携帯に電話をしました。

「ミルボンの薬でストレートできますか?」

社長は、原理的には可能だけど試したことはないと言い、さらにアフリカ人のデータが欲しいからどうなったか教えて欲しいと言われる始末。いやいや聞くために電話したのに教えてって本末転倒……と思いながら電話を切りました(笑)

とりあえず自己流で行くしかないと私は決めて、まずストレートではなく、普通パーマ剤の液体をシャンプー台で全体につけ20分時間を置きました。通常、ストレートパーマは、クリーム状の薬剤を塗り、髪を柔らかくし、高温のアイロンで伸ばし、その形を記憶させる薬をつける3工程なのですが、オリジナルで5行程に増やしてやりました。

20分置いた後、流して、通常のストレートパーマ剤を塗布し、また20分放置。普通のストレートパーマなら考えられないくらいの時間放置しました。問題だったのが髪の毛が薬が反応しているかチェックするのですが、アフリカンの髪質だとわかりにくく、通常のチェック方法ではわからないので自分を信じて薬を流しました。

流したらどうなったと思います? 美容師のみなさんわかりますか?

長くなりますので、この続きは後編で語ることにいたします。どうなったか知りたい人はぜひご覧ください。

【参考】

世界を飛び回る海外美容師、筒井のインスタ

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