【PRATER対談】IT投資家からみる美容業界IT化への可能性

こんばんは、PRATER監修・マーケティングコンサルタントの竹内です。

本日のゲストはIT投資家の山本幸央さんをお迎えして進めていきます。
山本さん、よろしくお願いいたします。

※こちらの記事はstand.fmで配信中の「PRATER radio」を加筆修正してお送りしています。

美容業界におけるIT化の可能性

竹内
まず、山本さんのプロフィールからご紹介いたします。現在36歳、最初にサイバーエージェントへ入社。その後、金融投資や様々なことへ従事されTABI LABOや美容関連の企業ですとsalomee、HRtech系の会社と数社関わり、主に会社の創業や新規事業、スタートアップ企業を多くサポートする活動をされています。今回は、山本さんから見る美容業界についての話を中心に、色々な観点から伺ってまいります。
最初の質問です。山本さんから見た、美容業界におけるIT化の可能性についてお聞かせください。
山本
めちゃくちゃ可能性があると思っています。ITを活用した集客の効率化やコストの削減、人がやらなくていいことを削減して、本来やるべき仕事のクオリティを上げるようなことにもITは凄く使えると思っています。
竹内
労働集約型の業界だからこそ、変えられることが沢山あるという認識でしょうか?
山本
そうですね、従来の足し算的なモデルではなくて、ITを使うことによって掛け算にできるような話が結構多いと思っています。
竹内
特に美容業界は、美容師っていう人が働く・お客様と繋がっているという業界であって、長く業界内にIT化への壁があるという流れが強かったように感じます。ITが入ってくることで、色んな企業が美容室へ関わる時代になってきたと思います。
山本さんがsalomeeで多くの美容師さんと関わりを持った中で感じた印象は、外で見ていた時と業界内で関わった時とでギャップはありましたか?
山本
そうですね、本当に沢山の美容師の方々とお会いしたんですけど、人によって十人十色というか、なかでもリテラシーの格差が大きい業界だなと思いました。
竹内
世の中には色んな業界・職業があるなかでも、美容業界・美容師にはどのようなIT格差を感じましたか?
山本
共通言語で話せるかどうか、が一番違ったかもしれないですね。本当に詳しい人は、逆に美容師なの?って思うくらいITに詳しくて、専門用語とかも普通に通じるような感じだったんですが、知らない人は横文字すべて知らないっていうみたいな、会話が成り立たないようなレベルだったりもするので、そのぐらい本当に会う人によって違うので一概には言いづらいんですけど差は広がっているのかなと思いました。
竹内
特に都心部と地方の美容師さんでの違いについて、感じたことを教えてください。
山本
都心と地方は全然違いましたね、確かに。実際、salomeeは色んな地方のサロンさんへも営業に行ったりするんですけど、都心と比べてリテラシーの格差は明確にありました。地方で話が通じたことはごく一部、都内の確率からすると、どうだろうな・・・地方は10人に1人もいないか。
竹内
地方を代表する美容師さんって大阪トレンザ(HAIR Trenza INTERNATIONAL)のイワタコウジさんがいらっしゃって、イワタさんのような常にITの可能性を追究・探究するみたいな方が稀にいらっしゃる。この都心と地方の格差は、美容室において色濃くある。他のITサービス関しては、都心と地方でここまでの格差はありますか?
山本
実際、あると思います。たぶん都心で流行っているサービスって、地方ではまだ必要とされていないようなものが結構あったりすると思うんですよね。Uber Eatsとかも、そう。要は地方ではいらないですし、皆が車を持っていますから。Uber Eatsと提携している店も少ないから、話にもならないでしょうし。都心で欲しいなって思ってるサービスが地方で必要かどうかで言ったら、そうではないと思うので地方の人たちの会話に出てこない。そういうのって美容に限らず、どの領域でも都心と地方の格差はあると思います。

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