教育改革に伴う美容業界の求人活動の影響とは!?

こんにちは。求人王子です。
普段は、「ナリタイ美容師になろう」の編集、美容求人コンサル、高校・美容学校での授業を主として活動しております。

今回は、教育改革にともなう美容業界の求人活動の影響についてお伝えしたいと思います。

求人活動の問題点

美容業界の求人活動の問題点として、大きく次の2つが挙げられます。

  1. なり手の減少、早期離職
  2. 人材都心集中(地方格差)

弊社では、なり手の減少を抑える活動の1つとして、美容の職業を若い頃から意識してもらうために、「ナリタイ美容師になろう!中高生版」の発行に至りました。

まず、これからの時代は学校教育の見直しにより、高校の普通科のあり方が大きく変わってくることが予想されます。また、今後の学校教育制度により、探究心のある若い子が増えてくると思います。

探究教育が主流になってくるので、中学生・高校生のうちから興味あることへの追及がより深くなっていきます。例えば、髪の毛に興味がある子は、なぜ白髪になるのだろう? とか、美容師になるにはどの様な資格が必要なのだろう? と考えるでしょう。

これは、2月下旬に自身が体験した話ですが、ファミレスの後ろの席で、コロナウイルスの情報についてやたら詳しく話しをする人がいるなと思い振り返ってみると、小学校3年生くらいの女の子がお母さんに力説していました。

今思えばこの子、相当的確な事を言っていたなと……。

この様に、興味のある子は既に探求しているかもしれませんが、これからは、より多くの若い子が興味のあることを調べるのが当たり前の世の中になってくると思います。

美容業に対する本質的理解

次に、美容学生さんの数=美容師になりたい数 でないことは、皆さま重々承知だと思います。近年、色々と話を聞くと、美容師になりたいのではなく、美容学生になりたい子が増えてきているイメージです。なかには、学生生活の中で美容業に魅力を感じ、気持ちを入れ直し、一生懸命頑張る子もいるとは思いますが、必ずしも全員がそうではありません。

この問題を解決するしていくためには、中高生の頃から美容業に対しての本質的な理解をしてもらう必要があると考えています。例えば、早期離職を防ぐためにもそうかと。

若い時代から、美容業界に対してのしっかりとした意識づけが必要だなと感じております。探究心のある若い子に対して、大人がしっかりと美容業界の「リアル」を発信して導いてあげないといけません。

「ナリタイ美容師になろう!中高生版」を発行してみて

私たちは、中高生版を介し、全国の中高生に対して、美容業界の魅力を発信していく活動をしていきます。若い頃から美容業の職業感を理解してもらい、結果的にこの活動が早期離職防止にもつながると考えております。

未だに美容業界は給料が安い・社会保険が完備できていない・早期離職が多い、その様なイメージが先行しています。実際に、僕もこの業界にくるまでそのイメージを持っていました。

しかし、実態は異なり、大卒と同等の給料であったり、将来の年収が大企業に負けず劣らずの金額になるなど、給料面の整備はもちろんのこと、働き方に対しても営業時間中に練習ができたりなどの多様化が進み、かなり働きやすい環境に大きく変化していることがわかりました。

 

美容師は、一生働ける職業です。今の時代だからこそ、職業を若い頃から選択することができると思います。職業を選択する中で、1人でも多くの若い子が美容業界に来ていただけることを心から願ってます。

今の暗い世の中を、美容を通じて明るくしていきましょう。

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