こんにちは、メイクアップアーティストでPRATER メディアマネージャーの黒木絵里です。
前回ご紹介した、乾燥肌向けファンデーション選び。
今回は、あぶらっぽさが気になる脂性肌向けのファンデーション選びについてお話します。
実は少ない「脂性肌」
肌質でカテゴライズされるのは、乾燥肌、混合肌、普通肌、脂性肌、敏感肌と一般的に挙げるとこんな感じでしょうか。私は、メイクの道を歩み始めて17年になり、数多くの人のお顔に触れてきました。
その経験上言えるのは、日本人の肌質で多いのは、圧倒的に乾燥肌〜混合肌が多いということ。もちろん、敏感肌の方も多いですが、もっとも割合的に少なかったのは「脂性肌」と呼ばれる、あぶらっぽさが気になる肌。
湿度の高い気候の時期もある日本では、意外といったら意外ですよね。
脂性肌のファンデーションの選び方
脂性肌の場合、皮脂分泌が多くなっている状態なので、ファンデーションも油分量が多いものだと崩れるやすくなる可能性は高まります。そのため、パウダーファンデーションがベストとはいわれていますが、メイク下地などで上手にコントロールすることで、リキッドファンデーションなどを使用することも、もちろん可能です。
下地もそうですが、ファンデーションをつけたあとのフェイスパウダーも、皮脂吸収タイプのものを使用するなど工夫をすることでバリエーションは広がります。
あえて不向きなものを挙げるのであれば、クリームファンデーション。ファンデーションの中でもカバー力が高い分、油分も多く含まれています。脂性肌の方は、薄くピタッと密着力の高い仕上がりがベスト。
そのため、リキッドファンデーションであれば薄く叩き込み、気になる部分は重ねつつもしっかり密着させる、あるいは、パウダーファンデーションでふんわりと仕上げることをおすすめします。
黒木絵里のメイクアップソリューション「美肌になるためのスキンケア」
メイク直しはティッシュオフ+アルファ
脂性肌の方は、あぶらとり紙でメイク直しをするというのを多く見受けます。メイク直しは、ティッシュで上から軽く押さえたら、皮脂吸収タイプのパウダーでふわっと整える程度で大丈夫です。
もうグダグダにヨレてしまっていたら、潔く部分的に1回オフすることをおすすめします。例えば、清潔なスポンジでグイッと拭い去って、そこを再び下地から塗り直すという手順です。
ちなみに、私の脂性肌向けおすすめ下地は、こちら。
ローラメルシエ ピュア キャンバス プライマー ブラーリング
Tゾーンなどの部分づかいにもおすすめです。ノンシリコンなのに毛穴もキレイにカバーしてくれて、非常に使いやすいアイテムですので、もしよろしければチェックしてみてください。
肌質に合わせたファンデーション、そして下地やパウダーでコントロールすることで状態のよいベースメイクに。ぜひご参考ください。