【マネジメントを学ぶ-4】真摯さとは?②

こんにちは HRMの庄野です。 

今シリーズは「幹部」「マネジメント」です。 経営者ではなく組織のマネージャーとしての活動をしている私としては、むしろこちらが「自分の領域」であったりします。 

今日は第4回。前回からの続きで「真摯さ」についてです。

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こんにちは、HRM(ヒューマンリソースマネジメント)の庄野です。 今シリーズは「幹部」「マネジメント」です。 経営者では…

早速始めていきましょう!

 

いくつかの基準

前回お話したように、「真摯さ」をハッキリと定義することはできないのですが、その中でもいくつかのマネージャーとしての基準を表すことは可能です。 私の主観ではありますが5つ並べてみようと思います。

 

1-自らの仕事、働き方に「高い基準」を設ける

2-自分だけでなく仲間にも高い要求を行う

3-誰が? ではなく 何が?で判断する

4-「聴く」ということを能力として捉える

5-使命に生きる

 

他にも様々あるとは思いますが

私の考えでは、この5つがマネージャーとしての基礎にあるべきものと考えます。

1ー自らの仕事、働き方に「高い基準」を設ける

基準

マネージャーの仕事への取り組み姿勢は社員皆が見ているものです。ですからマネージャー自身が高いレベルの仕事と成果を自分に要求し続けなければ、社員もより良い仕事をしようという意識にはならないでしょう。言い換えれば、マネージャーがもし「これくらいでいいかな」などと仕事に対する妥協や、いい加減さを見せたとしたら、共に働く社員にもその姿勢は影響してしまうでしょう。

高い成果を求めるからこそ、考え、チャレンジし、改善をし続けることができる。仕事における能動性はこうした、「成し遂げたい高い成果」からしか生まれません。またマネージャー(幹部)と呼ばれる方々は一般の社員の方々とは違う「役職」です。その方々に必要なのは「今とは違う明日を作ること」です。今既にある仕組みにおいて成果を上げることは一般の社員の方々の責任です。私たちマネージャーは、それ以上に顧客が喜ぶ価値が何か?を知り、今ある既存の仕組みをより良い形へ変えていくことが望まれています。ですから「このくらいでいいや」という仕事にはなってはいけません。「より良くするにはどうすべきか?」その機会を伺い、何をすべきか?を定め、成果を上げるための工夫をし続けることが必要です。

権力の正当性

マネージャーともなると、会社から一定の「権限」というものを与えられていると思います。権限とは→自分の裁量で決めてよい権利です。 権限というものは、マネージャーとしては果たすべき責任に相応する権限を持つべきなのですが、部下から見れば「権力」を持った人と認識される要素になります。

つまり使い方を間違えれば、部下からは信頼のおけない上司となってしまいます。 正しい使い方とは何か?1つ言えるのは「その権力を行使する事により社員がイキイキと働ける環境になる」 その責任を果たすために権限を使っているかどうか?が重要です

例えば 営業の時間を2時間切って サロンから離れる これも権限です 一般のスタイリストやアシスタントが自分で予約の時間を切るというのは育成型のサロンではなかなかないと思います。 つまりこれも限られた人にしか使えない「権力」の1つです。だからこそ営業を切って行う仕事にも責任があり、果たすべき成果にちゃんと向き合えているか?を考えなくてはいけない これも「真摯さ」という事です。

まとめ

もちろん皆さんはきっと、会社のために、スタッフのために と時間をやりくりして様々な業務をハードにこなしていらっしゃると思います。 しかしながら、だからといってマネージャーの仕事は、OKな仕事ではありません かけた時間や労力 つまりは<プロセス>以上に、成果をあげられるかどうか?を中心におかなくてはいけません。プロセスを重視する人は、いかに良いプロセスを辿るか?に集中してしまい、成果をあげることを疎かにしてしまいます。 マネージャーこそ、自分の仕事は「成果」で評価すべきです。 そのためにはまずは自分自身に厳しい基準を設けて、それを維持することが必要となります。 社員からも厳しい目で「自分たちの上司に値する人なのか?」を見られていると考えるべきです。 それが真摯さの1つ目になります。

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