【マネジメントを学ぶ-5】真摯さとは?③

こんにちは HRM(ヒューマンリソースマネジメント)の庄野です。

今シリーズは「幹部」「マネジメント」です。 経営者ではなく組織のマネージャーとしての活動をしている私としては、むしろこちらが「自分の領域」であったりします。 

今日は第5回。前回からの続きで「真摯さ」についてです。

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こんにちは HRMの庄野です。  今シリーズは「幹部」「マネジメント」です。 経営者ではなく組織のマネージャーとしての活…

早速始めていきましょう!

復習

マネジメントを担う者に必要なたった1つの資質が「真摯さ」というお話しを前回にしました。そして5つに焦点を絞ってご紹介したのが前回です。

1-自らの仕事、働き方に「高い基準」を設ける

2-自分だけでなく仲間にも高い要求を行う

3-誰が? ではなく 何が?で判断する

4-「聴く」ということを能力として捉える

5-使命に生きる

 

前回は1-自らの仕事、働き方に「高い基準」を設ける。

こちらの説明をさせていただきましたので本日は次の 2 に進みましょう。

2-自分だけでなく仲間にも高い要求を行う

1で説明したように、マネジメントにおける真摯さとは、まずは常に「自分に戻して考える」ということです。多くの幹部の方は、いかにスタッフに問題があるか、いかに環境に問題があるか、いかに世の中に問題があるか?を語られますが、まずは「いかに自分の能力が至らないのか」から物事が考えられているでしょうか? マネジメントの原則とは「うまく行かない時は、自分の何を変えれば良いのか」からスタートです。それができていることが前提での今回の2「自分だけでなく仲間にも高い要求を行う」であることを忘れないでください。

チームワークの本質

チームワークという言葉は非常に使い勝手の良い言葉です。様々な場面で使われるこの言葉ですが、ずばり「チームワークとは何ですか」と聞かれた時に答えられますか? いろいろな答えがあるでしょうがここで理解しておいて欲しいのは、チームワークとは「何かを成し遂げる時に発生する力」です。ですから単に仲良くするとか、コミュニケーションをとるなどの断片的な要素ではなく、本質的に「目指すものが何か」を共有しており、そこに向けて協力し合う、貢献し合うことがチームワークです。 ですから事業設計のお話の際に最初に一番重要とお話した<ビジョンとミッション>が必要になるのです。

組織の強さ

組織の強さにおいて私が重視しているのは「緊張感」です。詳しくはまた別の機会にお話ししますが、マネージャー陣における馴れ合いや妥協を許す組織には高い成果は望めません。お互いが高い理想を持ち、より良い成果を求めるからこそ、仲間にも同じ水準を求めることが重要です。「まあいいか」という考えや姿勢は、明日の売り上げを落とすことはないかもしれません、しかしボディブローのようにその文化は組織に染みていき気がついた時には、、、ということになりかねません。 ですから長く共にいるからこそ幹部同士は緊張感を持ち、互いに高い要求を仕事において求め合うことが真摯な関係につながっていきます。  自分たちの組織は常に高いレベルでの仕事と成果を互いに要求しあっているか?一般の社員に多くを求める前にまずは幹部同士でチェックをしていきましょう。

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