こんにちは。求人王子こと荒井智也です。
普段は、「ナリタイ美容師になろう」の編集、美容求人コンサル、高校・美容学校での授業を主として活動しております。
今回は、求人に強い会社にしていく「コツ」についてお伝えしたいと思います。
皆さまが考える求人に強い会社の定義とは何でしょうか？
給料が他より良い！ スタッフの仲が良い！ 休みが他より充実している！ 福利厚生が他よりしっかりとしている！
どれも間違いではないと思います。が、私は違うと感じてます。
お金で入社を決めた人は、他から好条件が出た場合、お金が理由で辞める。
スタッフの仲の良さで決めた人は、入社後に最初のイメージと違うと感じた瞬間に辞める。
など、「条件で入る人は条件で辞める」と私は感じております。
それは何故か？
私は、別業種から参入してきましたが、美容業界の求人活動を見ているなかで違和感を覚えました。
一般的な就職活動は、いくつかの業種、企業から自分の働きたい職業、条件を見て選択します。私自身そうでした。
しかし、美容業界の求人は違います。
美容師になりたい学生さんは、全て同業種のいくつかあるサロンの中の1つを選択しなければなりません。
今、美容室は全国約25万店舗ありますので、その中でしっかりと「差」をつけなければなりません。
何度もくどいかもしれませんが、会社の強みを聞くと「アットホームで仲良い」「他より給料が高い」が圧倒的に多い気がします。
確かに必要な事ではありますが、それは会社の強みではありません。ましてや、他社と大きな差をつける事はできません。
では求人に強い会社にしていくには何が必要だと思いますか？
結論、私は会社と学生さんの描く将来像がマッチする事だと思います。
その為には学生さんと会話をする際に会社のではなく、「あなたは将来どうなりたいの？」と投げかけてください。
そこで学生さんの将来像に対して、「うちの会社で働けば将来こうなります！」「うちの教育制度はこういう形です！」
将来どうなれるかを明確に伝えてください。
会社の将来が明確でないと、学生さんは不安になります。迷いが生じます。
長く続く美容師人生。最初の会社選びがとても重要です。
最初の選択で入社した方の美容師人生が大きく変わると言っても過言ではありません。
だからこそ会社の将来のビジョンを明確にして、本質をしっかりと学生さんに伝えて行きましょう！
それこそが求人活動の本質であり、それが出来る会社が求人に強い会社です！
求人に強い会社に変わっていきましょう！
次回は、今の学生さんの思考についてお伝えしたいと思います。
