こんにちは、Y’s hair GROUP(ワイズヘアグループ)を運営するZIMA ENTERPRISE 代表取締役 CEOの和田島です。
今日は夢を諦めかけていたある若者との会話をご紹介します。
見知らぬ若者からの唐突な質問

なんだ!? いきなり……。ずいぶん前になりますが、大阪在住という見知らぬ若者からFacebookでこんなメッセージが届きました。本人の了解を得た上で紹介します。
唐突なこの質問、なにがあったの? というか、君は誰!? 彼は大阪で美容師として働いていて、今回初めて正社員としての給料をもらったのだそうです。

と。なぜ私に質問・相談するのかなと思いましたが、若者の未来がかかっていると思い、とりあえず話を聞きました。
夢が見つからない若者

美容から逃げた事はありますか? やっぱり美容師ってほんまに熱ある人しか楽しめない職ですよね? 17から美容室で働いているんで美容師を目指してるだけです。
そんな気持ちやったら美容師目指すなってみんなにいわれますけど夢見つからんウチは今している事を頑張らな損かなと思って美容師目指してます。
と、続けてきました。なるほど。たいした目標や夢があったわけでもなくてこの業界に飛び込んだってことかな。それでもらった給料見てびっくりしたのね。
楽しく暮らしたい今の若者
夢が見つからない、なるほどと思いながら自分の若い頃のことを思い出していました。「オレって夢あったかな」と。

ほほぅ。ただ楽しく暮らせればいいという今時の若者にありがちなパターンとはちょっと違うかなと思いました。ちゃんと欲がある。いわゆるBIGになりたい! みたいなことで。もしくは、夢ばかり見てて大人になりたくない、いわゆる【ピーターパン症候群】なのかなとも思いました。
1番身近な大人を見て育つ
子どもは、1番身近な大人の背中を見ながら大きくなります。周りの大人が夢や希望もなく、ただ食うだけあればいいと働いているとしたら。そんな姿を見せていると、子どもたちは何のために大きくなって、何のために働くのかわからなくなるのかもしれません。
仕事から帰ってきて絶対言ってはいけない一言をついつい言ってしまう。「はぁ、疲れた」。この言葉は裏の意味があって、「お父さんはね、みんなのために今日もくたくたになるまで頑張って仕事してきたんだぞ!」を一言でいうと「はぁ、疲れた」になるんですね。
しかし、周りはそれをわかってくれないことのほうが多いようです。子どもは「仕事って疲れるんだ、仕事ってつまんないな。大人になっても仕事したくないよ。」と学習します。奥様だって「あなただけが働いてるわけじゃないわよ。私はその上に家事に子育てしてるのよ? 疲れてるのは私のほうだわ。」と言いたいのかもしれません。
夫婦関係、親子関係、そんな1番身近な者同士がいがみ合い、罵りあっている。最悪は殺しあうまでも。因みにこの国では殺人事件の半数が身内で起きているんだそうです。大人になりたくない。働きたくない。夢も希望もない。そんな若者が増えるのも無理もありませんね。おっと。話が横道にそれましたね。
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