こんにちは、世界を飛び回る海外美容師、筒井です。
前回は、海外に行って良かったことの2つ、「ビッグマネーを掴むことができたこと」「日本の美容師の働き方以外を見つけることができたこと」について書きました。残り2つについて書いていきたいと思います。
前編の記事はこちらをご覧ください。
自分の技術について見つめ直す事ができた
日本で働いていたときは、会社のマニュアルどおりのテストを受けて、全ての技術を平均的、また、総合的に伸ばしていました。海外に来ると、カッターというカット専門美容師、カラーリストというカラー専門美容師が1人のお客様を2人で仕上げていました。
カッターはカラーを一切しませんし、カラーリストはカットを一切しません。いやできません。しかし、彼らは特化することによって、技術を鋭く尖らせてクオリティーを極限まで高めていたのです。
一方日本で働いてきた僕は、平均的に全てを学んだ結果、どの分野でも突出でできず埋もれてしまいました。すなわち貧乏でした。その状況を打破するためにパーマは全て捨て、ブリーチカラーを専門的に勉強することにしました。毎日毎日毛束やモデル施術をし、それが結果になるまで約2年くらいの時間を費やしました。
日本にいたら何も技術を改善などせず、会社のシステムや周りのせいにしていたと思います。最終的には芸能事務所からの引き抜きが来て、Tokyo Girls Collectionや、誰もが知る韓国のアイドルグループや日本の芸能人のコンサート、ViViやminaの雑誌等、たくさんの仕事をいただけるようになりました。
これは海外に来て、技術を見直したからこそたどり着けたと思います。
行動力が身についた
行動力とは何かというと、海外で暮らすと言語の問題やビザの問題、家を借りること、仕事をすることなどで最初のほうは毎日問題が生じます。しかし、海外で1人ぼっちなので、自分で全て解決するしかありません。知り合いもいないのです。人に聞くこともできないので、自分でするしかありません。
そのため、必然的に行動するしかないので行動力がUPしました。その経験からどんなことでも今なら乗り越えていける気がします。
海外に行くことによって可能性が広がる
海外に行った人全てがいい生活をしているわけではありませんが、日本にいるよりチャンスがたくさんあります。日本にいる美容師の数は50万人くらい。国により様々ですが、僕のいた上海は日本人美容師が100人くらいです。
単純に確率が高いです。単純なんです。残りは、100人の中でやるかやらないかだけです。良いことばかりを書くのはうさん臭く感じるので、次の機会に海外に行って悪く感じたことを書きたいと思います。お楽しみに。
【参考】
世界を飛び回る海外美容師筒井のインスタ
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