【PRATER対談】ファッションと美容師 これから必要なセルフブランディング

こんばんは、PRATER監修・マーケティングコンサルタントの竹内です。本日のゲストは株式会社CHOKi CHOKi(チョキチョキ) 代表取締役の三浦伸司さんをお迎えして進めていきます。三浦さん、よろしくお願いいたします。

※こちらの記事はstand.fmで配信中の「PRATER radio」を加筆修正してお送りしています。

CHOKiCHOKi創刊のきっかけ

竹内
三浦さんは島根県のご出身で、大学進学と共に東京へ生活の拠点を移され、3年程ティーン雑誌の編集者を務めた後、1991年に内外出版社へ入社。何誌もの編集に携わられ、1999年にCHOKiCHOKiを編集長として立ち上げられました。その後、2019年にCHOKiCHOKiを携えて独立され現在に至っていらっしゃいます。そんな三浦さんへ最初の質問です。まずCHOKiCHOKiという雑誌自体を始めた時のヒストリー、なぜ始めたのか?などをお聞かせください。
三浦
如何にも会社員っぽい話なのですが、当時、内外出版社はオートバイや四輪・釣りの雑誌、いわゆるアウトドア系をメインの雑誌社でしたが、「そろそろお前も何かやれ」と、僕に白羽の矢が立ち、考えた末に始めたのがきっかけです。
ヘア&ファッションに目を付けたのは、当時、メンズのヘア雑誌・メイクに関する雑誌の盛り上がりが少しありましたので、これだったら参入できるかも!と、少し勉強をしてガッツを出してやってみようかな、というスタートでした。
竹内
CHOKiCHOKiを盛り上げてきた代表的な立役者には、どんな方々がいらっしゃいましたか?
三浦
2000年代中盤くらいに、ストリートスナップから我々が人気投票をして「この中で誰が見たい?」というような話をした時に、人気投票をして集まった人たちが火をつけてくれた『おしゃれキング』というファッションリーダーたちがいました。美容師が多く、SHIMAの奈良裕也くん、今はLECO代表の内田聡一郎くん、ICYの馬場一馬くん、OCEAN TOKYOの三科光平くん、LIPPSの古沢コウくん・・・今、美容業界で活躍している人たちがいました。

ファッションと美容師、その関係性。

竹内
美容師としてメジャー、本当に大人気の美容師さんたちがCHOKiCHOKiおしゃれキングという称号を手にしていたということですね。そのなかで三浦さんから見る原宿の街・原宿の美容師、ファッションと美容師という観点でオシャレへの感度と売れる美容師の関係性について、何か感じることはございますか?
三浦
振り返ってみると今だから言えること、言っていることがあって、美に関わる人たち・美を仕事にする人たちはファッションへ気を遣っていないとダメでしょう、20年間雑誌を作ってきた上でそんな結論を持っています。原宿の美容師さんたちは当時お金が無く、古着とかを工夫して着ていてオシャレ感はありました。オシャレ感がある人が感度高く色んなものを吸収していく上で、技術やセンスを磨きスターになったり、有名になっってお客様を獲得できるようになる、そんな美容師として必要な要素を満たす・磨いていくことをした人たちが残って、CHOKiCHOKiにも出てくれていましたが、現在も頑張っている・活躍している、と感じます。
竹内
原宿と地方の美容師さんの違いは、編集長として何か感じることはございますか?
三浦
以前は、やはり差は割とあったと感じます。最近の話を僕はしたいのですが、距離は結構縮まってきていると僕は思いますよ。インターネットが普及して個人で発信することができ、世界ともすぐに繋がれるようになりましたよね、一般的に。それは美容業界にもあって、東京であろうが地方であろうが頑張っている人は頑張っている。モンスターは地方にもいるし。ただ、東京はチャンスが多いという点だけは違うかな、とは思いますが、距離はだんだんと縮まってきています。
竹内
CHOKiCHOKiのテーマのひとつでもある「美容師こそ街のファッションリーダー!」という旗印の元に、全国的に美容師さんへの取材も進めていらっしゃいます。三浦さんの今後の活動と・ビジョンなどについても是非お聞かせください。
三浦
街のファッションリーダーであっていてほしい、と僕は思っているのですよ。美容師という素敵な仕事を僕自身が分かっているつもりなので憧れもありますし、服装が自由で色んなものを取り入れて、美容室へ来たお客様が「あ、お兄さんお姉さんの恰好、カッコイイなあ!」と感じる発信基地であってほしい、と思っています。美容師さんがカッコイイ・オシャレである、ということはひとつの武器になっていると思いますし、街を賑やかにしてくれることが僕の目標なので、美容師さんがかなり大事なピースであることは間違いないです。オシャレにしてくれる、ではなく自分たちもオシャレである、ということ。
どこにいてもそれはできることで、大阪にも福岡にも北海道にも知り合いの美容師さんはいますが、それぞれ頑張っている人たちがいてオシャレを磨いているので、機会があれば伺って取材をさせていただき発信できればな、と思っています。

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