【PRATER対談】VRにおける美容師の教育・iiiが目指す未来【後編】

こんばんは、PRATER監修・マーケティングコンサルタントの竹内です。

本日は株式会社iii(スリー)代表の寺村優太さんとの対談【後編】になります。

【前編】はこちら

 

※こちらの記事はstand.fmで配信中の「PRATER radio」を加筆修正してお送りしています。

アイロン開発の経緯

竹内
アイロンの販売を株式会社iiiで手掛けられていますが、このアイロンはどのようなものなのか教えてください。
寺村
はい、iii by radiant(スリーバイラディアント)というミニアイロンを手掛けました。これは、デジタルパーマの器械や縮毛矯正のアイロンなどを製造しているB nextさんという会社に技術提供していただいてつくっています。経緯としては、僕の『前からも後ろからもキレイがあふれる 美髪のルール』の売れ行きもあって、大手の出版社さんから「うちからムック本を出さないですか?」と依頼をもらって、その付録としてヘアケアの商品をつくりたいな、という想いから始まりました。ただ、こだわっていくうちに付録としてではなく、本当に良いものとして販売したいと考えるようになり、ムック本に関しては辞退させていただきました。
なにがヘアケアの商品として求められているかを考えた際、お客様が自分で髪をセットするときにストレートアイロンやコテ、ブローブラシ、ドライヤーなどを使いますが、美容師がやるよりも自分では上手くできないという方が圧倒的に多いと思います。美容師側は、やり方を知らないだけ、練習していないから上手くならない、としか今まではお客様へお伝えできなかった。やり方を教えてあげて、練習してみてください・・・でも僕は道具に問題があるんじゃないかな、と考えなおしました。それはダイソンがドライヤーを発売したときに、今までのドライヤーの形って凄く先入観を持っていたことに気付いたんですよね。ノズルが長くて、髪を乾かす際には15センチ離すと言われるじゃないですか。あれだけノズルが長くて15センチ離すと、結構、手が疲れるんですよね。それで乾かさないといけない。アイロンやストレートアイロンも、女性が持つにしては大きすぎると思ったときに、基本は売れているものを模範して他のメーカーさんもつくっているから、伝言ゲームで似たものが乱立しているんだなと感じました。
じゃあ形やサイズを見直そうと色んなサイズのミニアイロンをつくって、自分で気になる場所、前髪や顔周りをやる上で適切なサイズっていうのを考えなおして、生み出されたのがiii by radiantですね。
竹内
ここまで3つの話を伺ってまいりました。ひとつは、VR教育、コンテンツプロデューサーとしての話。北青山で展開している、トッププレイヤーが集まるサロンのプロデューサーとしての話。そして、アイロン、物販事業のプロデューサーとしての話。寺村さんの下には、数多くの若いインフルエンサー美容師さんが集まり、ネットワークを構築されています。次は、その点についてお聞きしたいと思います。なぜ若い美容師さんが集い、相談したりチームを組んで新たなことを進めたり・・・有望な美容師さんが寺村さんのところへ集まる、その秘訣は何かあるのでしょうか?
寺村
秘訣・・・ですか?僕自身、常に皆とwin-winの関係であることを考えています。人はどうしても欲をかくんですよね。僕も欲をかかれたことがいっぱいあるので、欲をかかなければwin-winの関係でずっといられるなと思っています。搾取し、搾取されてきている業界なので、単純に相手に対してどうやったら利益を与えられるかについて考えていたら、後から返ってくるので、ずっとそういうスタンスでやっています。

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