【PRATER対談】VRにおける美容師の教育・iiiが目指す未来【前編】

こんばんは、PRATER監修・マーケティングコンサルタントの竹内です。

本日のゲストは株式会社iii(スリー)代表の寺村優太さんをお迎えして進めていきます。寺村さん、よろしくお願いいたします。

※こちらの記事はstand.fmで配信中の「PRATER radio」を加筆修正してお送りしています。

『前からも後ろからもキレイがあふれる 美髪のルール』

竹内
まず、寺村さんのプロフィールを簡単にご紹介します。群馬県のご出身で、東京の美容学校へ進学、現在30歳です。有名店でアシスタントを4年、デビューと同時にフリーランスに転身。その後、株式会社iiiを設立し経営者としてまたフリーランス美容師のパイオニアとして活躍されています。
本日は株式会社iiiの展開について主に伺ってまいります。VRで美容業界を変える試み、アイロン事業の展開、数多くのスーパープレイヤーを束ねて北青山へ「synergy salon NEHAN(シナジーサロン ネハン)」という美容室をOPENさせプロデューサーとして携わる等、美容師だけではなく美容企業のような形で、大きなビジョンを描いて経営されています。美容業界の仕掛け人のひとりでもある寺村さんに、今後の美容企業としてのビジョンもお聞きしていきたいと思います。
最初に、著書『前からも後ろからもキレイがあふれる 美髪のルール』を出版されたのは、何歳のときでしょうか?
寺村
『前からも後ろからもキレイがあふれる 美髪のルール』を出したのは26ですね。
竹内
出版のきっかけを教えてください。
寺村
きっかけは、僕のお客様に「将来、寺村さんは何をやりたいですか?」って美容師さんとお客様とのよくある会話で、そのなかでひとつ本を出したい、という想いがあったんですけど、それを伝えたときにお客様がご縁で出版社の方と繋げてくださったことです。そこからドンドンと話が進んでいって、本を出せることになった、という感じです。
竹内
販売数はどのくらいでしょうか?
寺村
今、発行していただいている数は約3万部で、実売は2万何千部くらい売れていますね。
竹内
26歳のときに出されて、約4年間。この4年間での3万部は凄い数ですが、なぜこんなに売れたのでしょうか?
寺村
最初、本の話を頂いたときに、ヘアケアではなく髪の毛全般の知識を学べる本にしてほしい、と言われたんですね。過去にヘアケアの本で売れたものはなく、髪の毛全般の本だとそれなりに数字とれている本があるから求められているものを作りたくて・・・ということだったのですが、出ている本が基本的に美容師ではない美容家と呼ばれる方々が書いているヘアケアの本か、科学者の方が書いている一般の人だと難しすぎるレベルの本か、美容師さんが書いているけどメーカーさんとかがガッツリ絡んでいて、特定のメーカーさんを推すような広告的な本しかなかったんですよね。だから、ヘアケアに特化している美容師が、変な大人の事情もなく、読んだ人の役に立つ本を書けば必要とされるのではないか、って思って。
ただ、それを通すために数字を出さなければいけなかったので、SNS上の数字、僕のブログがどんな検索ワードでどのくらい検索されているのかを数字で明確にして。Twitter上で、どういう内容の本を読みたいですか?とアンケートをとったときに、僕のフォロワーさんは髪の毛の悩みを抱えている方が多かったので、凄い数の方々が「ヘアケアに特化した本が読みたい」と答えていました。なので、ヘアケアに特化した本が出せないなら僕は今回辞退します、ということまで伝えてGOをもらったので、それでもじゃあやろう!と決断してくださった出版社さんに対して、返せるものは売ることだなと思ったので、絶対に売ろうと戦略を立てましたね。
竹内
出版に際して、中身にもこだわって作り上げた。今までのヘアケアの本と比較して、今までにない内容を突き詰めた上で、一緒にやってくれる出版社との話し合いの下に中身の作り込みを行ったということです。さらに、発売するだけではなくて、どうやって販売するのか、という点に関しても寺村さんが考えて活動された結果が発行数3万部へと繋がったのですね。

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