【PRATER対談】最速スタイリストデビューから走り続ける22歳美容師の戦い方

こんばんは、PRATER監修・マーケティングコンサルタントの竹内です。本日のゲストは、奈良県出身のフリーランス美容師、中川彰さんをお迎えして進めていきます。中川さん、よろしくお願いいたします。

※こちらの記事はstand.fmで配信中の「PRATER radio」を加筆修正してお送りしています。

最速スタイリストデビュー

竹内
まず、中川さんのプロフィールを簡単にご紹介します。1998年9月生まれの22歳、フリーランス美容師です。大阪ビューティーアート専門学校を卒業され、神奈川県厚木市のAIZUという美容室に約1年間ご勤務、そのまま大阪へ戻り現在はフリーランス美容師として活躍されています。その活躍の秘訣を中心に、本日は伺ってまいります。
最初に、美容学校卒業後、あえて神奈川県の美容室へ就職された理由を教えてください。
中川
僕が学生時代、当時はフリーランスっていう考え方自体が業界内にも存在しなくて、その際に初月からスタイリストデビューできる会社が神奈川県のAIZU(株式会社AIS)さんだけだったので、その会社で自身の力を試したい・業界に挑戦したいと思って選びました。
竹内
美容学生時代から、いきなりスタイリストデビューできるサロンを日本全国から探して、そこを選んで勤務されたとのこと。非常に稀なケースかな、と私も思います。そんな風に、「いきなりスタイリストデビューしたい!」と思った理由は何でしょうか?
中川
もともと僕は学生時代にサッカーをずっとしていたんですけども、怪我によって夢を諦めざるを得ない状況になって、初めて自分の人生で挑戦したいと思ったのが美容師。「早く早く早く」「一番」ということに執着し、どういった武器を身につければ沢山の学生の中から美容師として飛びぬけ、出る杭を打たれずに戦えるかなと考えて。SNSも当時はInstagramもなくTwitterしかなく、それも集客に使う時代ではなかった中、僕がやってみれば挑戦できるのではないかなと感じて、「一番」に執着して早くスタイリストデビューできる環境で戦いたいと思って選びました。
竹内
具体的には、美容学生の時に使われていたSNS、Twitterとのことですが、当時はどんな内容の投稿をされていて、フォロワーは何人ほどでしたか?
中川
当時のSNS活動は多くの認知・周知を得るために、恥ずかしながらポエム投稿や、いつもこういう活動をしていますよ、と1日1スタイル・美容投稿を続けていました。当時のフォロワー人数は、学生時代から1万人くらいでした。
竹内
美容学校を卒業して、実際にそのままスタイリストデビューを果たした1年目は、具体的に売上や集客数はどのくらいでしたか?いきなりのスタイリストデビューで、実際に成果は上げられたのでしょうか?
中川
はい、美容師1年目に自己集客の指名売上のみだったのですが、3桁の売上を4度出すことができて、内2度が150万と200万に至ることができました。
竹内
その売上を達成したときに、集客で活用していたSNSは何でしたか?
中川
当時、SNSはTwitterオンリーで活動しておりまして、他に集客アプリのminimoを活用していました。

ホワイトカラーに特化

竹内
その後、関西へ戻られてフリーランス美容師として現在も活躍されています。現在の売上や集客数について、差し支えなければ平均や最高値を教えていただけますか?
中川
現在、お客様の平均担当人数は毎月約50名前後、繁忙期には100名から150名という推移です。今はInstagramを活用しながら集客しているのですが、ご新規様の平均単価は3.2万~というイメージでご案内させていただいております。自身のMAXの売上は個人マンツーマンで月300万円、月平均は100万円~で推移しています。
竹内
現在、美容師として活動されてから約2年以内という短期間で、ワンオペレーションの月間売上平均100万円というのは驚異的な数字なのかなと感じます。Twitterから始まり、今はInstagramを主に活用しながら、ご新規様の平均単価3万円超えも驚くべき点ですが、これを実現させる技術メニューは何でしょうか?
中川
僕が現状、ブランドにしているメニューが“ホワイトカラー”と言われる、ブリーチを複数回、2ブリーチ・3ブリーチ・4ブリーチを要するメニューを強みにしており、お客様毎に工程が多いメニューであり、その単価が3万円~となっています。
竹内
今の美容業界のトレンドが非常に個の時代、ニューウェーブが来ている中でのホワイトカラーという特化した技術をInstagramで打ち出しながら、そこでの集客として年齢を問わず高い技術を持つ美容師の下へ人が集まってくる。エリアも問わず、関西で活躍されている22歳の若い美容師さんがいらっしゃるということが、今回のインタビューに至った経緯です。
中川さんの働き方、現在の働き方や美容師としての活動以外に関しても少し教えてください。
中川
僕みたく若い世代から活躍できる業界っていうのは今後進展すべきだなと思っておりますので、現在、サロンワークを主軸にしながら学生様、未来のカリスマを育てるにあたり、学生様へ集客や技術を教えるコンサル・講師活動を始めております。
竹内
中川さんのキャリアは業界内でも恐らくなかなかない、美容学校を卒業された後に即スタイリストデビューという難易度の高い経験をご自身で開拓され高い実績を上げたことから、そのルートを目指す美容学生に対してレクチャーをされている。美容学生に対してのコンサルティング・講師事業も、この22歳の美容師さんが既にスタートされていることに、非常に驚き感心しています。そんな中川さんが目指す今後、5年後・10年後のビジョンについて最後にお聞かせください。
中川
僕自身、5年後・10年後の未来、描くイメージっていうのは具体的には答えることはできないんですけども、今後の成長や、これから続いてくる学生様に向けてアドバイスや情報の提供、講師活動などを積み重ねながら、自身の成長にも繋げていければなと思っております。
竹内
これからの中川さんの働き方・コンサルティング事業の先に、どんな展開が待っているのか。今後も注目していきたいと思います。美容業界も非常にニューウェーブがドンドンと起きているなかで、若い美容師さんがどんな風に考えていくのか。そういったことが業界の新たなスタンダードを作り出したりする、そのイノベーションのひとつのきっかけが若い美容師さんから生まれてくるのかなと改めて感じました。中川さん、本日はありがとうございました。

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