どうも、PRATER編集部の中の人です。
世界中を脅威にさらしているウィルス「新型コロナウィルス」。
無論、私も震えながらも自宅にこもってひたすらパソコンに向かう毎日です。
総理や各都道府県知事から要請のある「外出自粛」。
日本医師会からは、「緊急事態宣言」を発令したほうが良いのでは? という専門家の意見も多いそうですね。
そうなるとロックダウンといわれる「首都封鎖」も可能性としてゼロではなくなるのかも……。
どの業種の方も経済が止まることに関して危機感はありますが、美容業の方も戦々恐々としているのでは?
仮に首都封鎖になった場合や店舗閉鎖の指示等があった場合、従業員への給与、業務委託の方への報酬はどうする? という問題は経営者の方もそうでない方も不安はないといったら嘘になります。
そんな中、2020年3月30日にSNSに投稿された、とあるサロンの投稿が注目を浴びています。
基本給+歩合も補償!?
正直目を疑いました……。
ニュースに出てくるような大手企業でさえも、そんな目からうろこの話はありません。
正社員の場合
基本給に加え、歩合部分に関しても、新型コロナウィルスの影響がない昨年の半年間の平均歩合賃金を保障するとのこと。(2020年5月末まで)
期限はあるものの、この文言があるだけで当面の暮らしは大丈夫! という安心に繋がりますよね。
業務委託契約の美容師も例外ではなかった……!
こういう急な事態なわけですから、「正規雇用のスタッフ分は補償するけれど業務委託契約の方は……」となっても何の不思議もありませんよね。
けれど、こちらのサロンは、業務委託契約の美容師にも補償の用意があるそうなのです。
業務委託契約の美容師の場合
店舗閉鎖が1か月間に及んだ場合、20万円の報酬を補償するとのこと。
店舗閉鎖が2週間の場合は約10万円、1週間の場合は約5万円。(過去の勤務実績より金額は多少変動あり。2020年5月末まで)
また、それだけでなく、希望者には無利息の融資をおこなうとのこと。
もはや、国よりもしっかりとした補償なのでは……?
シェアサロン利用の月額契約している美容師にも!?
なんということでしょう……。
こちらのサロンでは、シェアサロンとして利用している美容師にも補償があるという!
まず、月額の利用料金は閉鎖期間に応じて日割りで減免。(2020年5月末まで)
そして、店舗閉鎖が1か月間に及んだ場合、20万円の報酬を補償。2週間の場合は約10万円、1週間の場合は約5万円とのこと。(過去の勤務実績より金額は多少変動あり。2020年5月末まで)
また、業務委託契約の美容師同様、希望者には無利息の融資をおこなうとのこと。
日本には、多くの大手ヘアサロンが存在しますが、いくら未曾有の事態であってもここまで手厚い補償というのは、正直耳にしたことがありません。
一体どこの会社なの?
47店舗を経営している株式会社 MIRROR BALL (株式会社ミラーボール)、代表者は、代表取締役の中野剛志社長。
コンセプト 「もっと新しい美容の価値を、顧客とスタッフに」
美容室は、お客様の価値創造はもちろんのこと、同じ「人」であるスタッフも同様に価値を感じ合えるのが理想。
だからこそ、会社のコンセプトとしてもお客様に限らず、スタッフも同様に大切にされていることが見てとれます。
約束
美容室経営は、自身がプレイヤーである人や経営に専念する人と様々ですが、会社にだけ都合がいい報酬バランスになっている会社も、残念ながらゼロではありません。
ただ、一般的に考えて、「会社にだけ都合がいい」システムの会社に、どれだけのスタッフがついていくでしょうか。
いざ入社してみたら思ってたのと違った……! なんていうことも少なくはありません。
なかでも、こちらの会社は、しっかりとこのような約束を明示し、実際、今後起こりうるかもしれない有事に備えて補償対策を公言しました。
著名美容師からも驚きの声が
投稿のあと、著名な美容師たちから驚きの声が。(一部抜粋)
47店舗も経営していて
この決断できるって凄いなぁ! pic.twitter.com/Q2Oi2MwalI— 寺村優太 美容師教育VRで世界を変える男 (@trmryt) March 30, 2020
今、経営者の決断力が試されるとき
出典:厚生労働省 ホームページ
国の対策で、厚生労働省から「雇用調整助成金」について発表されました。
このような助成があるものの、全てが事足りるということはないかと思います。
日頃からのキャッシュフロー管理もさることながら、そもそも手元にキャッシュがないというのは、こうした有事のときの痛手になります。
これら全てを加味し、今、そしてこれからの経営者の決断力が試されるときなのかもしれません。
【参考】