【新年度】装いあらたにいよいよ新人が入ってくる!

はじめまして、PRATERにライターとして参加させていただく、遠藤と申します。

ヘアメイクの専門学校からスタートし、美容業界でお仕事をさせていただいて、20年弱。

美容室の採用・教育のサポートや美容関連企業でのアドバイザーや社会保険労務士と連携し、労務制度の改善や教育系助成金のサポートなどをさせていただいています。

前職は美容系求人広告の会社で転職・採用コンサルタントを経て、美容師・美容室向けの教育機関(アカデミー)を立ち上げから担当していました。

 

私が何か問題を解決していくというよりは、、、

社長・幹部の皆さんが抱えるスタッフさんの問題を明確にして、専門の講師や社会保険労務士などプロのチカラもお借りして、一緒に解決していくお手伝いをしています。

 

仕事柄、スタッフさんの相談相手として、オーナーや店長・教育担当の方とスタッフの間に入ってサポートに入ることも多々あります。

ヒト対ヒトのビジネスである美容師。その美容師の育成もヒト対ヒト。

 

本当に皆さん、四苦八苦、試行錯誤しながら、スタッフ育成に取り組んでいると思います。

とはいえ、お手伝いしたなかで、うまくいったこともあれば、いかなかったことも、大失敗したこともたくさん(笑)

 

そんな私の体験が皆さんのお役に立てればと思います。

 

新入生が入社してきます!!

もう新卒生が入社してきたところも多いのでは?

新卒生の育成について、私のサポート経験からお話していきたいと思っています。

 

今回は初回ですので、特に入社初日の新卒生への対応について少し。

「遠藤さん、聞いてくださいよ!最近の子たちって、みんなこんな感じですか?ウチだけ?」

「もう、、、あの子(若手)たちの考えが理解できません、、、。」

 

毎年、オーナー・教育担当者の皆さんからお聞きします。

本当に皆さん、ご苦労されていると思います。

 

一方では、、、、、

『今のお店では、私のやりたいことが出来ないんです!!』

 

サポートしていた新卒研修に参加していた新卒生が、入社して3か月目に発した言葉です。

そして、この言葉は毎年のように耳にする言葉でもあります。

 

新卒生:「遠藤さん、私、お店辞めようと思うんです!」

    「私もともと、ヘアメイクがやりたかったんです!!」

    「明日、店長に言おうと思ってます!!」

(だいたい、こういう相談は深夜に連絡がきます。こちらの状況関係なく、、、)

 

彼女の働く美容室は、ヘアメイクに積極的ではないですが、スタイル写真の撮影などはやっていたはず。

 

新卒生:「そう聞いてたんですけど、撮影会はスタイリストにならないと参加できないんです!!」

    「撮影会に参加したいってお願いしたんですけど、その前にシャンプーチェック合格しろって!!」

    「ヒドくないですか?こんなお店だと思いませんでした!だって、このまえだって・・・」

(このあとは全く違う話なんですが、、、)

 

このケース、またの機会にお話ししますが、残念ながら彼女は最終的に退社しました。

社長や幹部の皆さんとも相談して、新卒生も撮影会に参加出来るようにしたのにもかかわらず、、、。

 

正直こういったケースは毎年あります。

彼女のようにテンションMAXでぶつけてくることもあれば、ほんとに深刻そうに相談してくることも。

 

入社初日がポイント、、、、

私が担当させていただいた美容室には、

入社初日にこの2つをお互いに確認してくださいと伝えています。

 

  • 聞いてください

    「どうしてこの会社に入社したのか、この会社でどうなっていきたいと思っているのか」

  • 伝えてください

    「どうしてあなたを採用したのか、どんな美容師(社員)に成長して欲しいと思っているのか」

 

「面接や内定の時に、聞いているし、伝えているよ」というところもあるかと思います。

入社初日のタイミングにあらためて、具体的に、期間も(いつまでに)しっかりお互いに話してください。

「自分のなりたい」を叶えてくれる環境

新卒生にも自分なりにイメージしている美容師像があります。

それはもちろん、日々充実して、楽しく美容師をしているイメージなはずです。

 

一方で会社としても、新卒生にこういう美容師・こういうスタッフになって欲しい

というのがあって採用したはずです。

 

それをお互いに伝えあって、確認してみてください。

「みんな知ってるよ」スタッフでの共有

そして、その内容をスタッフ全員で共有してみてください。

初日の自己紹介で新卒生本人に話してもらうのもひとつです。

 

先輩たちから「○○さんはこういう美容師になりたくて入社したんだよね」

 

新卒生にとっては、「皆さん、私のことをわかってくれているんだー!!」

心の底からうれしくて、「いい会社に入ったなー、このお店でがんばろう!」と思えるそうです。

 

何か指導するときも、「会社としては、○○さんにこういう美容師になってもらいたいと思っているから、こういうところを直して欲しいといっているんだよ。」とフォローも。

4月は「明日もお店に行きたい!!」と新卒生に思ってもらうことが大事。

 

まだ美容師としての経験のない新卒生たちですが、自分たちなりの理想をイメージして、みなさんのお店に大きな期待を持って入社してきます。

 

私たちが思っている以上に、自分のイメージした職場かどうかを考えながら、過ごしています。

不安を払拭! 新卒生を明るく迎える

コロナウィルスに大きく影響を受けている今、新卒生は例年通りの卒業式も出来ず、新しい環境になること以外も、たくさん不安を抱えて入社してくるはずです。

こんなときほど、しっかりと受け入れる準備して、新しい仲間を迎え入れましょう!!

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