こんにちはHRM（ヒューマンリソースマネジメント）の庄野です。
今回は、事業設計における第3の質問「価値」の3回目になります。前回は、
こんにちはHRM（ヒューマンリソースマネジメント）の庄野です。 今回は、事業設計における第3の質問「価値」の2回目になり…
- 顧客が決まらないと価値がわからないこと（だから３番目の質問）
- 顧客の価値は顧客自身に直接聞くことが重要（自分で勝手に決めない）
というお話でした。
もう1つのマッチング
前回まででお話しした通り「顧客」と「価値」は体系立てて考えることが必要なのですが、もう1つ忘れてはいけないものがあります。ここまでに少し触れてきてはいましたが、第1の質問で出てきた「使命」です。
こんにちは、HRM（ヒューマンリソースマネジメント）の庄野です。前々回からスターしました「事業の設計」について引き続きお…
顧客が明確になった→その方たちが価値にしていることも明確になった。よし！！ じゃあそれをサロンワークでやっていこう！ となったときにスタッフさんがそれを行うことに「使命感」や「やりがい」を感じるかということです。ここも体系だっていなければならないのです。
われわれのミッション（第1の質問）とわれわれの顧客（第2の質問）と顧客が価値とするもの（第3の質問）、この3つがしっかりと体系立ててマッチングされていなければならないのです。
答えが出るまで何度でも
使命・顧客・価値、この3つが、どこからスタートしても違和感がないようになるまで何度も繰り返していく。この作業はとても骨が折れるものです。そう考えると、経営者の方の時間の使い方は非常に大きなポイントとなります。そして同じ水準で考えられる幹部の方がいるのといないのとでは大きな違いになります。
ここには時間をかけるべきところです、自分に何度も問いかけ、納得いくまで続けてみて下さい。間違っても他社の内容や考えを模倣しないでください。私は実際の講習では例として、自社のミッション・顧客・価値をお見せしますが、講習を受けられる多くの方がその内容をそのまま、自分たちの会社に当てはめようとされます。それでは、まぁまず失敗するでしょう。
使命感にかられること
第1の質問「使命」。この時点で使命（ミッション）とは、経営者（チーム）自体が1番その使命感に駆られていなければいけません。それが原則です。他者が掲げたミッションに自分が1番熱意を持つことなど不可能です。どんなに時間がかかっても、どれだけ頭がパンクしそうでも自分で生み出すべきです。
それは「顧客」も「価値」についても同じことが言えます。そうして皆さんの全てのベースとなる「3つのトライアングル」を作り上げて下さい。
私がコンサルティングで関わらせていただいているサロン様でも完成までに平均2年くらいはかかっているのが事実です。
しつこいですが……
何度も言うようにこの3つが決まらなければ、教育も求人も集客もオペレーションも本来は何も決められないのです。体系的に設計できていなければ、必ずどこかに歪みがあらわれます。例えば、求人におけるガイダンスの「ブース作り」でさえこの3つのトライアングルが決まっているからこそ、どんなブース作りをするべきかが決まります。
今流行のブースの装飾をすることが重要なのではなく、自分たちの使命・顧客・顧客の価値に基づいた「必要な人材」が集まるブースはどのようなブースかを考えるべきです。教育だってそうです。若いお客様メインのお店が、新入社員に最初に行う研修が「接遇」で果たして良いのか？ 主婦層やエイジングを中心にメニュー展開しているお店のスタッフさんが今必要なのは本当にSNSの集客の勉強なのでしょうか？
私はこの記事の執筆を通して、何が良い悪いを論じるつもりはありません。自分たちに必要なことを自分たちで明確に導き出せること、原理・原則、つまりやり方ではなく考え方を学ぶことがまず最初ですよということが伝われば良いなと思います。
こんにちはHRM（ヒューマンリソースマネジメント）の庄野です。 少し時間があきましたが、ここまで1つ目の質問「使命」と2…
こんにちはHRM（ヒューマンリソースマネジメント）の庄野です。 今回は、事業設計における第3の質問「価値」の2回目になり…
