こんにちは! スタイリストMASAYAです。
前回は、スタイリストとはどのような職業なのかというお話をしました。
今回は、どのようにしたらスタイリストの勉強ができるのかをお話しします。
MASAYAの場合
高校時代は野球漬けの日々で、ファッションに対してそこまで興味がありませんでした。大学に進学をして、法学部で経営法学科を専攻しました。司法試験を受けるために勉強をしていたのですが、ふとこの先もずっと勉強を続けていく自分の姿が想像できず、勉強をすることを辞めました。
そのタイミングで、スタイリストという職業を知りました。そこからすぐに専門学校の書類を取り寄せて、大学と並行してスタイリストコースという週3回の専門学校に通い始めました。
座学よりも現場の学びがためになった
専門学校が恵比寿にあったため、アルバイトも恵比寿のレストランで始めました。そのお店は駅から少し離れているのと、完全個室なので、お忍びで芸能人の方がたくさん来ていました。そこで食事をしている姿を見て「楽しそうだな!」「スタイリストになってもっとこの業界のことを知りたいな」と思い、さらにスタイリストを目指す決意を固めました。
スタイリストは、現場で学ぶことがほとんどです。自分は何も知らなかったので専門学校に通ったのですが、学校の座学よりも現場に出て学ぶことのほうが重要な気がします。(もちろん基礎知識はあったほうがいいですけどね!)
スタイリストのなる入り口
まず、ほとんどの方が師匠に弟子入り(専属アシスタント)をします。少しずつ時代は変わってはいますので誰にもつかずに販売員からなる方や、タレントから転身するスタイリストさんもいます。
しかし、スタイリスト業界は師弟関係の文化があります。どちらが良いかは一概には言えませんが、アシスタント期間はたくさんのことを吸収できました。自分は4年間師匠に弟子入りをして、アシスタントを経験しました。
お給料は?
働いてお給料をいただくというよりかは、現場に連れて行っていただき、師匠の仕事を見て勉強するという感じです。雇用という形ではありません。周囲には、6年間アシスタントをして給料なしという方もいると耳にします。
絶対にこのスタイリストさんの元で勉強したいと決めている方や、知人の繋がりでスタイリストさんにアプローチできる場合は、学校へ行かずにそのスタイリストさんに連絡してみるのも1つの手だと思います。経験者優遇は重要視されておらず、やる気と元気があれば大丈夫です。本当です。
スタイリストさんの事務所前で待ち伏せして、直接、「弟子入りさせてください!」という方もいます。
師匠の選び方
スタイリストは大きく業界が分かれていまして、映画やドラマが好きだったり、舞台の衣装をやりたい方はその仕事をメインにおこなっている方を探す必要があります。ファッション誌や芸能をメインに活動されているスタイリストさんに、映画のスタイリストになりたいから勉強させてくださいと門を叩いても、うちでは教えられないと断られます。
将来このようなお仕事をしたい! と明確に決まっていれば方向性も定まってきます。自分はコーディネートセンスではなく、人付き合いやコミュニケーション能力が高い方に弟子入りしたいなと思っていました。自分は師匠の人間性に惹かれて弟子入りを決めました。
スタイリストは究極の接客業
スタイリストは、究極の接客業だと思っています。オシャレな服やセンスのよいコーディネートよりも、人と人とのコミュニケーションが1番大切だと思っています。大御所のスタイリストさんに師事したからといって、誰しもが独立して活躍しているわけではありません。誰に師事したかも重要ですが、その方の元でアシスタント生活をどのように過ごしたのかが重要だと思っています。
次回は、衣装をどのように用意しているのかを説明したいと思います。
お楽しみに!