こんにちは、Y’s hair GROUP（ワイズヘアーグループ）を運営するZIMA ENTERPRISE 代表取締役 CEOの和田島です。
日本は落とし物をしても95％返ってくる国だそうです。私も人生で1度だけ財布を落としたことがあります。そしたら、すぐに出てきました。運よく拾ってくださった方にも会えて、お礼を伝えることもできました。その時、誰かにいいことをしたい気分になったことを覚えています。
自分の手で世界を変える方法
【ペイ・フォワード】っていう映画をご存じですか？ずいぶん前の映画ですが、あらすじはこんな感じです。ネタバレにならない程度にご紹介しますね。
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中学1年生のトレヴァー少年は、バーで働いているアル中の母アーリーンと2人暮らし。父もアル中で家出中。
ある日、社会の授業で先生が出した「自分の手で世界を変える方法」の課題に対し、トレヴァーは「ペイ・フォワード計画」を思いつく。
1人の人間が3人の人間に親切をし、さらにそれぞれ親切を受けた者が３人に親切をしていくというものだった。
トレヴァーはいじめられていた友達を助けようとしてやがてトラブルに巻き込まれてゆく。
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という感じです。ぜひご覧になってください。
恩のバトン
こうやって貰った恩を、誰かにバトンを渡すことで繋がっているのがこの世の中だということをこの映画は教えてくれます。今回のように人に施しを受けるような経験があると、自分を顧みてもっと意識して生きていかねばならないなぁと身につまされて思うわけです。
以前の記事にも書きましたが、人生のバランスシートの記事で自分の体験を通して、感謝が足らない自分では結局大して成功できないと知りました。日常の中でどれだけ意識して行動や生活ができるかが問われているのだと、今ならわかります。
もらったメールより送るメールを多くしよう、もらう年賀状より送る年賀状を多くしよう、貰うお歳暮より贈るお歳暮を多くしよう、もらった恩より多くのものを周囲に人々に返してゆこう。
小さなことから、そういう生き方ができれば素敵です。そういう人が真のリーダーであり、人の上に立つ人であるべきだと思います。私もそうありたいと思います。
【お客様の真実の瞬間】Moment Ｏf Truth （モーメントオブトゥルース）って何？
10円玉の恩送り
恩送りという言葉があります。恩知らずや恩返しじゃなく、恩送りです。この言葉はどういう意味を持っているのでしょうか。
たとえば、自動販売機の前で缶コーヒーを買おうとしている人がいたとします。小銭を自販機に飲み込ませている時の最後の10円玉、それを落としてしまって、コロコロと転がって溝の中へ消えてしまいました。
その方は財布も持たず、ちょうどの金額を握りしめて買いに来ていたのです。その一部始終を見ていたあなたは、一緒に探してあげましたが見つかりません。そこで、10円くらいならと快く貸してあげました。
すると次の日、その人が10円を返しに来ました。「昨日はありがとうございます！」と。その時あなたならどんな行動をとりますか？ その10円を受け取りますか？ 受け取りませんか？ その時どんな言葉をかけますか？
前述のペイ・フォワードという映画の中では、良いことをしてもらったらそれ以上のことを3人の人に返しなさいというルールがあります。これが全人類共通の常識のようになって日常的になったら……この世の中はもっと幸せ溢れる世界になるでしょうね。
美容の世界でも、先生や先輩から受けた恩は後輩へと受け継がれていきます。そうして技術や風土が培われてゆくのでしょう。私も社員にはよくそんな話をします。
先ほどの話に戻って・・・戻ってきた10円。この人は正直者ですね。そこで、こう言ったらどうでしょうか。
「この10円は預かっておいてください。そしてもしあなたと同じように10円が無くて困っている人がいたときに、この10円を使ってその人を助けてあげてくださいね。」
そうするとまさに恩が送られてゆきます。まだ見ぬ人へ、次から次へ。そんな文化を創りたいですね。そんな世の中になればみんなが幸せになれるはずです。私が落とした財布が帰ってきたときには、早速3人の人にいいことをしました（笑）
多謝
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