美容室の集客アプリの未来は?
こんにちはPRATER エグゼクティブディレクターのイワタコウジです。
今日はAIの進化で変わる価値についてです。
僕は仕事の合間によくウーバーイーツを頼んだりします。
これは買いに行く時間がない時、近くのお店の食べ物に飽きた時に良いのですが、このアプリ使っていくと今までの注文履歴からおススメの料理などを探して上位に出してきたりしてくれます。
つまり、AIを使い、より良い情報を提供してくれているようになるのです。
このシステムはとてもよく、そのうち美容師関連のアプリにも出てくるのではないかと考えています。
美容関連のアプリの弱点
現在よくある美容関連のアプリ。
ここでいうのは、いわゆる集客系のアプリです。
ホットペッパーだったりをイメージしてもらえばよいかと思います。
そのようなアプリとウーバーイーツのようなアプリでは大きな違いがあります。
何かというと、稼ぐシステムがそもそも違います。
例えばウーバーイーツの稼ぎ方ですが、よくあるのがこんな感じです。
Uber Eats(ウーバーイーツ)はどのような仕組みで儲けているのかというと、実は三者から手数料を取っているのです。
送料(配送手数料)や配達パートナーの報酬は都市によって異なりますが、注文者からは送料として260円~570円、レストランからは料理の代金の35%の手数料、配達パートナーからは配達料の基本料金の35%のサービス手数料を取って利益を得ています。
具体的に1回の注文でいくら利益を得ているのかというと、例えば料理代2,000円+配達手数料260円の注文があった場合の利益の内訳はこんな感じです。
UberEats:460円
レストラン:1,300円
配達パートナー:500円
Uber Eats(ウーバーイーツ)とは?儲けの仕組みを解説!より
基本はこのような内訳になりそしてここにプラスしてウーバーイーツ用に料理の価格は少し通常より高めの設定になっています。
松屋の牛丼も店舗で食べれば380円ですが、Uber Eats(ウーバーイーツ)だと500円しますからね。Uber Eats(ウーバーイーツ)とは?儲けの仕組みを解説!より
ここを理解して美容業界の集客アプリはどうかというと、大抵のサービスはサービス使用料がかかり、そしてお客様にクーポンを提供して集客をしています。
おわかりになりますか?
ウーバーイーツとの大きな差としては、「ウーバーイーツは価格をあげて利益を出す」のに対して「美容業界はクーポンを発行して価格を下げて集める」事を基本します。
もちろんウーバーイーツにも送料無料だったり、いくらか頼んだら割引はありますが、基本の料金を上げているのでやはり根本的に違います。
では何故これが可能なのかというと、
- 買いに行く手間を省かせた事に対する価値
- AIによる学習機能での好きな食べ物を一早く探してくれる価値
なのかと思います。
つまり、わざわざその場所に行く、好きな食べ物を自分で探すというのを消費者に辞めさせてAIが探したり、配達すると言うことをサービスにすると価格は下げることなく、提供できるのかもしれません。(なんならウーバーイーツにはチップを上げる機能もありますしね)
美容師ならどんな価値を出していくか
美容師の仕事で訪問介護などをしない限り、こちらから家に行きカットはできませんが、もし今後、集客用のアプリなどでAIでお客様に合った美容師が簡単に見つかるなどという機能ができたら、クーポンでの集客ではなくて、より価値を上げて集客ができる時代が来るのかもしれません。
いわゆるマッチング系のアプリに近くなるかも知れませんが、自分に合った美容師の紹介アプリなどは出てきそうですよね。
僕は、美容師の世界は他の世界より少し遅れていると感じているので、AIを使った別の価値、サービスは何かしら出るはずだと思っています。
その時に何が出来るのか、どのように戦えるのかを少し考えておいてもいいかもしれませんね。