PRATER編集部です。
先日、美容業界をはじめ、多方面でのご活躍を耳にするフリーランス美容師の寺村優太さんが、在籍されていたサロンを離れるというご報告をtwitter上で目にしました。
以下の投稿
色々な方々から、今後の事についてのご質問を頂いたり、多方面で噂をされているようですので、ブログにてお伝えしようと思っています🙇♂️
ありがたい事に、注目して頂いてるようなので、せっかくならどこか記事にしてくださるメディア様はいらっしゃらないでしょうか?🙇♂️ https://t.co/akCgANGcdO
— 寺村優太 美容師教育VRで世界を変える男 (@trmryt) April 2, 2020
目にした直後、編集部より取材の依頼を申し出ました。現在も外出自粛が続くなか、オンラインでの取材実施。フリーランス美容師から起業し、美容師業と別会社の経営と二足のわらじを履く寺村優太さんへの独占インタビュー。
寺村優太さんの過去、今、そして未来の展望とはいかに……?
サロン在籍中に起業へ
編集部
SNSで突然のご報告驚きました。美容室を新しくご出店されるのか? と直感的に思いましたが、そうではないと。
表参道のLily在籍中に会社を立ち上げられたようですが、その経緯を教えて下さい。また、どういうお気持ちで会社設立に至ったかの2点をお聞かせください。
寺村さん
もともと「寺村くん美容師以外でも収入があるから法人化したほうがいんじゃない?」と言われてはいたんですが、、、社長になりたいから起業するとか、個人として所得が高くなってきているから起業するという目的だとやる気が起きなくて……(笑) ただ、やっぱり自分がやりたいこと、自分にしかできないことをやっていく上で、会社にしないとできないことが増えてきたんですよね。
例えば、自分から誰かに仕事を依頼するにも信用が必要ですが、個人の信用には限界があるので、法人の信用力があればなと思ったり。また、目的に対して必要な資金の借入や投資家さんからの資金調達をお願いする上で、個人事業主ではなく、法人化する必要性があるなと感じたため会社設立に至りました。
実は、美容業界全体の売上高って伸びていないんです。1.4~1.6兆円の市場規模で、何年も変わっていないし、むしろ減少しているといわれています。人口は減少傾向にある、けれどサロンは増えてきているというのは統計上わかっていることなんですよね。
このままだと日本の美容師の収入は減少していく一方なので、日本中の美容師が、美容師をやって稼ぐだけでなく、美容師が持つ他スキルでお金を得られるような流れを生み出したい。だからこそ、インターネット(ブログやSNS等)をうまく活用することで、美容業界外からのお金の流れも生み出したいです。