こんにちは、HRM(ヒューマンリソースマネジメント)の庄野です。
今シリーズは「幹部」「マネジメント」です。
第11回 前回から「マネージャーの役割」についてのお話になりました
本日もその続きから参りましょう
ビジョンの次には?
前回のお話で、まずは「組織のビジョンと自分のビジョンを重ね合わせる」というお話をしたと思います。 マネージャーの仕事は困難がつきものです。それを乗り越え成果を上げるところまでやり切る活力は「果たしたいこと(もの)」ビジョンの強さです。 ではその次に考えなくてはいけなことは何か? このコラムをしっかりと最初から見ていただけている方ならお分かりかもしれませんね それは「ミッション」です
ミッション(使命)
改めてミッションとは何か? これはビジョンに向けて「何を行うのか?」という具体行動です。ビジョンがゴールとするならミッションはそのゴールにどうやってたどり着くのかその具体的な手段・方法となります。
ビジョンに共感できていてもそのやり方・たどりつき方が決まっていなければ、自分のやりたいように仕事をしてしまいます。それは、それぞれの良さを活かすというような「多様性」を容認している素敵な方針のように見えますが、一方でお客様から見た時にその組織はどういった組織に見えるのでしょうか? もしかしたら「よくわからないけど色々な人がいる組織」にしか見えないかもしれません。
そして何よりも自分のしたいことを自由にしているだけではチームワークが成り立ちません。チームワークというのは、「共に目指す目標に対して協力し合う中で生まれる力」のことを言います。共に目指す目標=ビジョン、協力し合う=ミッション、というようにチームワークにはビジョンとミッションのもとに集まっているメンバーが必要不可欠です。
マネージャーからの視点
さて、このように ビジョンとミッションが重要なのは、そもそもの事業設計の段階でお伝えしていますが、ここで再度お話しているのはなぜなのか?
それは、マネージャーとしての立ち位置・視点を持つには組織の設計と自分自身の個の設計を重ねなくてはいけないからです。
ただしこれはあくまで、マネージャーにおける視点の話です。同時に、一般社員の視点はそこではないことも知っておいて欲しいです。 一般の社員が見ているのは目の前のお客様です。ですから美容師として、お客様をどのように素敵にするのか? この「どのように」の部分を社員に浸透させ、誇りを持たせ、その取り組みに熱中してもらうか?が重要です。
マネージャーの視点は重要度で言うと ビジョン=ミッションですが、現場の一般社員はビジョン<ミッションという視点になるはずです。
今日のまとめ
マネージャーの役割は、まず会社のビジョンとミッションに自分を重ね合わせそれらを一般社員に浸透させるということが役割というのがここまでのお話になります。 ではなぜ一般社員の場合ビジョン<ミッションとなるのか? それを次回に解説していこうと思います。