こんにちは、Y’s hair GROUP（ワイズヘアグループ）を運営するZIMA ENTERPRISE 代表取締役 CEOの和田島靖史です。
世界中の既成の価値観を一気に変えてしまうほどのインパクトで猛威を振るう「covid-19」。悪いことばかりが取沙汰されがちですが、いい面もきっとあるはずです。今回は、そのトレードオフとして我々は何を失い、何を得たのでしょうか。一緒に探ってみましょう！
【プロおすすめ】乾燥肌さんにもすすめられる毛穴凹凸防止下地がすごい
本当のお客様
今、皆さんのサロンにご来店くださっているお客様ってどんなお客様でしょう。考えたことありますか？ 今、ご来店くださっているお客様が本当のお客様ですよね。お客様に嘘も本当もないでしょうが、言い方を変えると1番大切にするべきお客様ではないでしょうか。
実は私、今、歯医者さんに行くことを躊躇しています。ここ数年歯医者さんに縁がなくて、虫歯もなかった（治療済み）のですが、先日治療して詰め物（セメント）をしていたところが取れてしまいました。
奥歯に穴が開いてる状態です。行きつけの信頼できる歯医者さんもいないため、どこに行ったらいいのかわからないし、感染リスクを考えるとやはり不安です。それって不要不急なのかどうか。痛くもないし、今はちょっと待っただな、とリスク回避を優先しています。
ということは、歯医者さんにとって私は本当のお客さん（お客さんというのかどうかは別として）じゃないな、いいお客さんにはならないなと思います。歯医者さん、ごめんなさい。
つまり、今サロンにご来店下さっているお客様は、不要不急かどうかで必要だ！ と判断され、今すぐ！ と心に決めてご来店してくださっているお客様であり、値段で動いたお客様でもなく、ましてやフラ～っと立ち寄ったお客様でもないはずですよね。サロンを、我々を信頼して身をゆだねてくださっている方々です。こんなありがたいことはないと、感謝もひとしおに感じ入るべきときだなと思います。
そして下世話な話ではありますが、今売り上げている数字がお客様からの通信簿であり、信頼の証、その実績、自分の実力だと思います。そういう見方で今一度自分の数字を見直してみるべきかもしれませんね。
全国の状況に目を向けると
私のところには、全国各地から美容室の営業状態の情報が日々入ってきます。細かいことは申し上げられませんが、それを見てみると、この状況の中でも売り上げを伸ばしているサロンがあります。かたや、営業自粛・休業したわけでもないのに売り上げが激減しているサロンもあります。
無論、地域によってはクラスターが発生などの理由により、危機意識が高い地域もあります。その同じ地域であっても売り上げ実績の差が出ているのです。この違いはどこにあるのでしょうか。その原因を端的に言いますと「今までどんな気持ちでお客様と接してきたのか。お客様にどんな価値を提供してきたのかが如実に表れているのでは！？」と想像しています。
データを紐解いてみますと、ポータルサイトに頼った集客やキャンペーン主体の値段の売り込みを盛んにおこない、主に仕組みによる集客を実践してきたサロンにとっては厳しい状況であると言わざるを得ません。このコロナ禍においてはあらゆる営業的戦略が効力を失っているようです。
なぜならば、お客様は安心・安全を第一優先に考え、ニーズ（例：伸びたから切る）とウォンツ（例：スッキリしたい・癒されたい・キレイになりたい）を元に行動しているからではないでしょうか。過去の記事を参照してください。
私も、歯医者さんに行くのを躊躇する理由として、ウォンツはあるものの今はリスクヘッジを考えています。たとえ割引キャンペーン（そんなの聞いたことないですが）をしていたとしても私はいかないでしょう。……早く行きつけの歯医者さんを見つけたいと思います（笑）
お客様への感謝を形に
本当のお客様、私たちがしてきたことの実力とは……私のサロンでも社員にそのことを伝えました。こんな中ご来店くださることの感謝をどうお返ししていくのか、数々の励ましのお言葉や、差し入れや、お花、お手紙までくださって私たちを勇気づけてくださる。本当にありがたいことです。
このコロナ騒動で私たちが失ったものは計り知れません。しかしながら得るものもあったはずです。この世界にはプラスとマイナスがあります。目に見えるものと目に見えないものがあります。裏があれば表があり、光があれば影があります。
物事の相対性、私はそれはいつだって同じだけあると思うのです。もし、マイナス面が大きいと感じるならば、同じだけのプラスの面が隠されていて、我々はそのことにまだ気づいていないだけなのかもしれませんね。
価値観の変化を促してくれた【covid-19】
コロナ禍は私たちの無力さを思い知る機会であり、今までどんなに恵まれていたのかを知る機会であったと思います。当たり前であったことが当たり前ではなく、有ることが難しいこと、有難いことだと我々は知りました。家族との絆、職場での人間関係、お客様との関係性、たくさんのことを教え、示してくれたと思っています。これからは、価値観を変えて、時間をかけて、変化に対応しながら目に見えないものを見る力を養いたいなと思います。
まずは、今お客様が届けて下さっているエールと援助に対し、感謝の気持ちを忘れず、誠実な仕事でお応えして参ります。また一緒に考えてみましょう。皆さまの何かしらのヒントになれば幸いです。
多謝
こんにちは、Y’s hair GROUP（ワイズヘアグループ）を運営するZIMA ENTERPRISE 代表取締役 CE…
こんにちは、Y’s hair GROUP（ワイズヘアグループ）を運営するZIMA ENTERPRISE 代表取締役 CE…
